出版社内容情報
病院で暮らするるは子どもの魂を食べる怪物に会いに地下室へ降りていき……日本テレビ系ドラマ「Woman」に登場した話題の絵本!
【著者紹介】
脚本家。主な作品に日本テレビ系「Mother」(橋田賞)「Woman」、フジテレビ系「東京ラブストーリー」「わたしたちの教科書」(向田賞)「それでも、生きてゆく」(芸術選奨新人賞)「最高の離婚」など。
内容説明
病院の地下のボイラー室には、こどもの魂を食べる怪物・ウーギークックが住んでいる―。生まれた時からずっと病院で暮らしている女の子・るるは、こどもの魂を食べるのをやめてもらおうと、ウーギークックに会いに階段をおりていくのだが…。
著者等紹介
坂元裕二[サカモトユウジ]
脚本家。主な作品に、「Mother」(第19回橋田賞受賞)(日本テレビ系)、「わたしたちの教科書」(第26回向田邦子賞受賞)「それでも、生きてゆく」(芸術選奨新人賞)(いずれもフジテレビ系)など
林田秀一[ハヤシダシュウイチ]
大分県出身。イラストレーター。書籍の装画、挿絵や、CDのジャケット作画、テレビ番組へのイラスト提供などで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TANGO
35
本屋で気になっていた絵本。病院の地下のボイラー室に、1つ目のウーギークックという怪物が住んでいる。「たましいはおいしい」、「にんげんは かなしい」。そして、「にんげんだけが いつか しぬことを しっている いきものだ」。いのちがみえるウーギークックに、いのちを少し見せてもらった。2014/04/11
emi*
21
ドラマ「woman」で出てきた絵本が、本当の絵本になった?!本屋さんで見かけて読んでみました。死期が近くなった子だけにみえるのかな?ウーギークック。考えさせられる不思議なお話でした。2014/05/09
かおりんご
19
絵本。ドラマの中に出てきた話?が元になってます。最初はウーギークックが怖かったけれど、徐々に変わっていきます。終わり方は、なんだかなぁ。2014/03/04
深青
15
なかなか考えさせられる絵本だった。何度も噛み締めて読み込んでみたい。何故死ぬのは怖いんだろうね?改めて問い掛けられると不思議だ。自分がここからいなくなるからなんだろうか。2016/08/12
遠い日
15
死を描くとともに、生きるということを描いている。人間が持つさまざまな感情や心理の襞。喜びも苦しみも、人間の心を成長させるもの。それをウーギークックは味わっていたのだ。そして、自身も気づいた命のかたち。ウーギークックは自分でその「死」を体験したのだ。2015/08/03