小津安二郎への旅―魂の「無」を探して

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309274607
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

出版社内容情報

純粋な永遠の映画を作り続けた世界の小津。生誕110年没後50年を迎えてなお輝きを増す名匠の秘密を、縁の地を訪れつつ探る。

【著者紹介】
1949年、鳥取県生まれ。新聞記者を経てフリー・ジャーナリスト。著書に『昭和の女優』『猫をはこぶ』など。

内容説明

橋の下の夜鷹の視点で、芸術のことは自分に従いながら、豆腐屋が旨い豆腐にこだわるように、一貫して純粋で、永遠の映画を作り続けた世界の小津。生誕一一〇年・没後五〇年を迎えてなお輝きを増す名匠の秘密を、ゆかりの地を訪れつつ探りあてる。名ガイドとともに小津作品を見て歩く楽しいツアー。

目次

1 「東京物語」を読む
2 「東京物語」その後
3 いま、なぜオヅなのか
4 時代に流されない
5 寅さんと小津安二郎
6 生地・深川にて―地図のない旅・1
7 松阪、奥伊勢にて―地図のない旅・2
8 尾道にて―地図のない旅・3
9 終の栖・鎌倉にて―地図のない旅・4

著者等紹介

伊良子序[イラコハジメ]
昭和24(1949)年、鳥取県生まれ。フリー・ジャーナリスト。元新聞記者。記者時代は文化部、社会部、論説委員室などに勤務。映画担当として映画評、コラムニストとして朝刊一面コラムなどを執筆。阪神・淡路大震災の翌年、1996年から始まった「神戸100年映画祭」の総合プロデューサーを務める。現在はNPO神戸100年映画祭顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hr

1
小津の母校に関する説明が不正確で冷めた。不正確さに基づいた湿っぽさは害悪だと思う。2021/06/04

JFK

0
誰しも、二十歳までの原風景、記憶がその後の人生に影響を与える。健全な甘えと抑制を意識したい。 小津にとってのローズバットを探す旅は、なかなか味わいがあった。2017/01/29

ミッチ

0
著者の小津への想いが伝わってくる。時を超えての名作、東京物語。今の世の中には合わない淡々とした流れだか、この本と合わせてみるとなるほどと思う。2015/07/20

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