出版社内容情報
純粋な永遠の映画を作り続けた世界の小津。生誕110年没後50年を迎えてなお輝きを増す名匠の秘密を、縁の地を訪れつつ探る。
【著者紹介】
1949年、鳥取県生まれ。新聞記者を経てフリー・ジャーナリスト。著書に『昭和の女優』『猫をはこぶ』など。
内容説明
橋の下の夜鷹の視点で、芸術のことは自分に従いながら、豆腐屋が旨い豆腐にこだわるように、一貫して純粋で、永遠の映画を作り続けた世界の小津。生誕一一〇年・没後五〇年を迎えてなお輝きを増す名匠の秘密を、ゆかりの地を訪れつつ探りあてる。名ガイドとともに小津作品を見て歩く楽しいツアー。
目次
1 「東京物語」を読む
2 「東京物語」その後
3 いま、なぜオヅなのか
4 時代に流されない
5 寅さんと小津安二郎
6 生地・深川にて―地図のない旅・1
7 松阪、奥伊勢にて―地図のない旅・2
8 尾道にて―地図のない旅・3
9 終の栖・鎌倉にて―地図のない旅・4
著者等紹介
伊良子序[イラコハジメ]
昭和24(1949)年、鳥取県生まれ。フリー・ジャーナリスト。元新聞記者。記者時代は文化部、社会部、論説委員室などに勤務。映画担当として映画評、コラムニストとして朝刊一面コラムなどを執筆。阪神・淡路大震災の翌年、1996年から始まった「神戸100年映画祭」の総合プロデューサーを務める。現在はNPO神戸100年映画祭顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件