内容説明
第83回アカデミー賞短編アニメーション部門受賞作!絵本原作刊行から10年の歳月をかけて創りあげ、見事に2011年のオスカーを受賞した、美しく独創的な魅惑の映像作品と、原作者でもあり監督でもあるショーン・タンのコメントやロング・インタビュー、カットされたシーンほか製作の裏話がわかる映像特典68分がついたDVDに、不思議なキャラクターが満載の絵本『あの想定外の変な生き物は何?』がセットになった特別版。
著者等紹介
タン,ショーン[タン,ショーン][Tan,Shaun]
『ロスト・シング』で、2011年第83回アカデミー賞短編アニメーション部門受賞の経歴あり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
95
監督・脚本・デザイン・美術をすべて自ら担当した結果、絵本から10年の歳月を費やしたアニメーション化。流れに些細な違いはあるものの原作の世界観に無理なく生命が注ぎ込まれた見事な仕上がり。歩くと触手の先のベルがチリチリ鳴る迷子の一つ一つの動きが可愛らしい。親のリアクションやエンディングなど世間の無関心さをより強調した演出もうまくコントラストになっている。最大の見どころは終盤の扉の向こう、世のはみ出し者(特典絵本『あの想定外の変な生き物は何?』を参照)たちに対するタンの優しい眼差しを感じずにはいられない美しさ。2022/06/11
tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。
87
☆5.0 第83回アカデミー賞短編アニメーション部門受賞作品と 映像特典68分がついたDVDに、 作品中で、少年が大切に持ち歩く図鑑にそっくりな不思議なキャラクターが満載のオールカラー絵本『あの想定外の変な生き物は何?』がセットになった特別な贈り物。 2021/05/02
スイ
9
「ロスト・シング」のアニメーションDVDと、“ガラクタ”たちの画集。 絵本は以前読んでいて、アニメーションも良かった。 動くロスト・シングの愛らしさよ…。 ラストが胸に刺さる。 削除シーンやインタビューも収録されていて良かった。 画集も悲哀とユーモアのバランスが良く、見ていて飽きない。2019/08/27
timeturner
6
特典絵本『あの想定外の変な生き物は何?』。原作本やアニメのバックグラウンドに登場している不思議なクリーチャーたちをひとつずつ紹介している本で、文章はなくて、生き物の絵と名前だけ。この名前が奇妙奇天烈で、英語から日本語にするの大変だったんだろうなあと思った。2015/12/22
あたびー
3
ロストシングをアニメにしたアカデミー賞作品。迷子の鈴の音が聞けて幸せです。付属の本には迷子がたどり着いた場所にいた様々な存在が描かれている。2018/10/15