内容説明
明治期から昭和初期までの着物や帯のデザインは花鳥風月を描きつつも驚くほど斬新で、どんなふうに着ればよいのかと頭を悩ませることもしばしば。そんなときにヒントになったのが、幼い頃から身近にあった「旧暦」でした。柄合わせは梅に鴬、松に鶴と、長い歴史のなかで培われてきた約束事で、着物の取り合わせは旧暦のなかの二十四節気を意識するとしっくりとなじみます。
目次
春(立春;雨水 ほか)
夏(立夏;小満 ほか)
秋(立秋;処暑 ほか)
冬(立冬;小雪 ほか)
美しいコーディネートのために(着物の上手なそろえ方;「小紋」のお洒落を楽しもう ほか)
著者等紹介
さとうめぐみ[サトウメグミ]
手帳セラピスト・着物コンシェルジュ。1973年山形県生まれ。昭和女子大学大学院博士後期課程(日本文学)修了。日本舞踊・藤蔭流名取・藤蔭月愛(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆきおんな
20
着物が来たくなります。若い頃、両親から買ってもらった着物が何点かありますが、絹織物は手入れが若干面倒で…(;^ω^) アンティークの素敵な色合いの着物が出ていて眺めているだけでも楽しい本でした。もう、一人で着られなくなってるかもしれないので、春になったら練習しようかな?と思います。2019/02/10
ヒロミ
19
ちょっとケバケバしかったりキッチュすぎたりするコーデもないではないですが、これはこれで目のごちそうだね、と言った感じで楽しめました。旧暦で楽しむと言うアイデアはいいですが、住む地域によって気候が違いそうだ…。2015/10/15
詩歌
17
着物が日常着になり、季節毎にお洒落して行く場所がないとおろそかになってしまう全身テーマ性。夏に千鳥、秋に菊をまとうことはあっても、雛祭りに蛤を合わせた事はなかった! 地紋をチェックするのは難しいけど、女性のお祭りなんだからもっと前のめりで楽しんでいこうっと2015/09/23
しゅてふぁん
9
大胆というか、遊び心いっぱいというか。人を選ぶコーディネートかな~。和歌や童謡、文学作品を交えた二十四節季の解説は面白かった。着物って、奥が深すぎるっ!2015/12/26
mittya
3
アンティーク着物はかわいい。年齢を考えるとなかなか着る機会がないのだけれど。 旧暦で考えると衣替えの時期が合うというのはいいこと聞いた(^◇^)2017/11/07