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音楽が降りてくる

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309272795
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0073

内容説明

音楽の芯を考えてみたら、こんなに言葉があふれ出た―ジャンルの垣根を跳び越えて綴られた、森羅万象のライナーノーツ。

目次

福は内(日本語はロックにのるか―日本語のロックvs英語のロック;ロックとは?の自問自答の中でまさぐった“ニュー”―日本のニューロック;洋楽好きだからこそなしえた発想と実践―はっぴいえんど;内なる響きを求める旅人―細野晴臣;“自分のことば”で歌い続ける―遠藤賢司『niyago』ライナーノーツ ほか)
鬼は外(What is JAZZ?―ジャズ・1;ジャズ寓話も生まれた―ジャズ・2;土星からの使者が奏でた天空の音楽―サン・ラー;新たなる“衝突と即興”を求めて―ジャズとの共振から生み出されたロック;永久現役―『俺がJBだ!ジェームズ・ブラウン自叙伝』解説 ほか)

著者等紹介

湯浅学[ユアサマナブ]
1957年神奈川県横浜生まれ。音楽批評家。「幻の名盤解放同盟」常務。バンド「湯浅湾」リーダー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風眠

11
親しみを込めて「愛すべき音楽バカ」と、湯浅氏をそう呼びたい。もちろん、最大級の褒め言葉である。はっぴいえんど、YMO、エンケン、美空ひばり、そしてサンラーといった、濃すぎるくらい濃いミュージシャンの評論やライナーノーツには、必ずと言っていいくらい湯浅学の名前がクレジットされている。湯浅氏が書く評論は、素直じゃないよね、という感じでいろいろ書いているけれど、でも大好きなんです、という想いがころころころってこぼれ落ちてくる、そんな文章だ。ひねくれてて愛らしくて、音楽への愛が詰まった評論集。音楽の力と言葉の力。2012/03/15

xtc1961ymo

5
図書館本、音楽評論家、湯浅さんのゼロ年代を中心にした、評論集。布谷文夫『悲しき夏バテ』ライナーノート読んで聴きたくなりました。大瀧詠一一門でもある湯浅さんらしい、文章、もう、大瀧さんも布谷さんもこの世の人ではないのだな、と感慨しきり。2015/04/01

kobbanova

4
序盤の細野さん論からいちいち納得。音楽に対する姿勢に畏怖と共感をもって読み進めました。相撲の輪島を論じていても、やはり「音楽が降りてくる」ことを感じてしまうのよ。2012/07/10

フク

3
★★★★☆。名盤解放同盟の一員としての活動でも知られる音楽評論家・湯浅学の評論集。「全てのレコードは平等にターンテーブルに載せられる権利を持つ」という同盟の考え方がきちんと反映されており、何より表現者としてのミュージシャンに対する敬意を決して置き去りにしない点が素晴らしい。音楽に対する真摯な姿勢を常に保ち、かつその音楽の背景や重層的な意味合いを、含蓄のある文章で語り上げている。2012/07/30

いたち野郎

2
ジーッと聴いてるとこうした言葉が浮かぶはずで、評論は何だ、という時に最も実直な書き方をされてるんじゃないかと思います。例えばグラム・ロックは、本当丁寧にたどった結果という評論です。実は一度見かけたことがあるんですよね。その時は飄々とした喋り方だったんですけど、さすがにライナーとでは責任の大きさが違うもんね。何の楽器をどう使ってるか、より書くべき音の情報がある。そしてそれを読む方がどんな音楽か、想像をしやすいはず。2015/06/06

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