ゼロ年代+の映画―リアル、フェイク、ガチ、コスプレ

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  • サイズ A5判/ページ数 189p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309272306
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0074

内容説明

映画のゼロ年代を厳しく肯定し、あらゆる惰性を振り切りながら、ゼロ年代+の映画を考える。

目次

INTRODUCTION 「ゼロ年代+」の映画を考える
CROSS TALK 01 「映画体験」をこじ開ける―状況対応的な時代における、映画(人)のコスプレ感覚
CROSS TALK 02 映画は何をめざす!?―一〇年代を生き残る「ガチ」のありかた
INTERVIEW 二一世紀映画の“死活問題”黒沢清インタビュー
CROSS TALK 03 結局、映画のリアルはどうなるの?―“微妙さ”の逆襲!
ESSAY 01 ゲームは映画を模倣し、映画はゲームを模倣する
ESSAY 02 二一世紀の「映画(的なもの)」について
ESSAY 03 未公開映画抜きにゼロ年代の映画は語れるか?
ESSAY 04 ハリウッドにおけるゼロ年代ガールズ・ムーヴィーを完成させたもの
ESSAY 05 現代映画における「時間論的転回」について
ゼロ年代+の映画を考える158本

著者等紹介

森直人[モリナオト]
1971年、和歌山市生まれ。映画評論家、ほかライター業。97年に上京して執筆活動を始める。「キネマ旬報」「朝日新聞」「クイック・ジャパン」など雑誌、新聞、パンフレットを中心に執筆

品川亮[シナガワリョウ]
1970年、東京生まれ。編集者、ライター。元「STUDIO VOICE」編集長。「STUDIO VOICE ONLINE」などにて映画評、書評などを執筆中(川本ケン名義)

木村重樹[キムラシゲキ]
1962年、東京生まれ。編集者、ライター。和光大学総合文化学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

6
正直なところ対談や論考は難解過ぎて私の手に負えなかったのだけれど、カタログは充実している。私が観逃していた映画が数多く紹介されておりこれだけでもこの高価い本を買った価値はあるというものだろう。これ以上のことはそれこそゼロ年代の映画を観てから考えてみたいが、大ヒットか大コケかの両極化現象や Twitter の普及による「液状化」、ニコ動や YouTube の普及による映像の捉えられ方やフェイク・ドキュメンタリーの発展などゼロ年代に展開された現象がそれなりに大きなものだったことは辛うじて読めた。それが私の限界2016/09/23

ドント

1
今現在2024年からあとがきの座談会を引きつつ眺めるならば、「なるほど、知識や思想をコネコネしても、あるいはコネコネしすぎるが故にか、『アナクロな精神論』で盛り上がってしまう、その感覚が別の座談会にいる邦画監督の撮影における非道に繋がったのかな」ということになる。賢い人がたくさん語っているので面白い(皮肉っぽく見えるかもだけどそうではない。念のため)。なお映画ガイドに『ダークナイト』はあれども、10年代を完全制覇したMCUの1作目『アイアンマン』はなかったりする。時代を感じますなぁ。2024/01/25

hixxxxki

1
3D、フェイクドキュメンタリーといったキーワードから、リアル志向がゼロ年代の映画の共通点であると指摘することから出発し、ゼロ年代映画を語っている。2015/09/17

勉誠出版営業部

1
【番外編】『ゼロ年代+の映画』を読了。正直映画論のパートは不要で、映画ガイドに終始していればもっと広い読者にアピールできたような気がする。2013/03/03

さとう

0
こういうの久しぶりに読んだらまどろっこしい言い回しがなかなか辛い。2014/05/10

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