FM雑誌と僕らの80年代―『FMステーション』青春記

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309271231
  • NDC分類 699.66
  • Cコード C0073

出版社内容情報

パソコンもケータイも持っていなかったあのころ、FM雑誌片手に“エアチェック”に熱中していたすべての音楽ファンに捧ぐ。『FMステーション』元編集長の音楽まみれ80年代奮闘記!

内容説明

レコードもオーディオも高価だったあの頃、FMとラジカセこそが、音に飢えた若者たちの音楽入門だった。80年代の伝説的雑誌『FMステーション』元編集長が語る、百花繚乱の音楽シーンを駆け抜けたFM雑誌の青春記。

目次

はじめに―かつてエアチェックとFM雑誌の時代があった
第1章 FM放送が始まった―エアチェック時代の前夜
第2章 こちらFMステーション編集部―後発FM雑誌のドタバタ奮闘記
第3章 FMと番組表とカセットテープ―音楽をエアチェックする時代
第4章 FMステーションの黄金時代―ステーション読者の思い出のために
第5章 音楽メディアの変貌―CD登場、ビデオ規格戦争、FM多局化
第6章 黄金期の終焉―すばらしき“ラジオ・デイズ”
あとがき―FM雑誌の読者に花束を

著者等紹介

恩藏茂[オンゾウシゲル]
1949年東京生まれ。慶應義塾大学ドイツ文学科卒業。元『FMステーション』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

更紗蝦

27
学生時代は毎日のようにFMを聞いていて(お気に入りはNHK-FMの「青春アドベンチャー」と東京FMの「ジェットストリーム」で、それ意外の時間帯はJ-WAVEを聴いていました)、『FMステーション』は愛読していたので、色々と懐かしかったです。廃刊間際は特定のミュージシャンの悪口を書きたい放題書いていて(特にASAYAN系)、「よくぞ書いてくれました!」と拍手を送りたくなる半面、「きっと近いうちに廃刊するんだろうなぁ…」と察してしんみりしたものですが、廃刊間際のカオスぶりについての言及は残念ながらありません。2019/01/07

よこしま

27
中学の頃、お金がなくて買えなかったFM雑誌。山下達郎のアルバムでもイラストを描いてた鈴木英人氏が“FMstation”でも担当されていので、この雑誌の印象は鮮烈でした。◆当時のFM局はNHKと民放の東京や大阪など、よくて2局。お年玉を使わず貯めて、家族に協力してもらって居間に初めてコンポが。全てはエアチェックのため。小遣いはテープに。◆思うのですがCDというデジタル化が要塞iTunesに至った原因では。テレビは大きくなってるのにコンポが立退きヘッドホンで聴くiPodに。コンポのスピーカーがええんです!2015/03/22

シブ吉

21
まだレコードやCDレンタルが身近になかった頃、ラジオから流れてくる曲を録音するためには欠かせない存在だった情報誌。なかでも個人的に愛用していたのが同誌(FMステーション)でした。本文にもある通り、あの表紙イラストが恰好良くて、表紙のインディックス欲しさに2冊まとめて買ったことなども思い出しました。ラジオ番組の曲をチェックして録音したカセットテープが増えるたびに嬉しくなったことを昨日のことのように思い出し、当時の熱意が懐かしくなりました。2012/10/13

kemuta

8
まさにエアチェック世代でしたので、懐かしく読みました。私は「レコパル」から「ステーション」に乗り替えたのですが、やはり表紙が決め手だったように思います。2010/10/12

ヨハネス

7
なぜこんな古い本を見つけたんだろう。図書館書庫にあった2009年刊。とにかく懐かしくて。あたしが買っていたのはFMステーションだったかレコパルだったか思い出せないけど、高校生のころ夢中で番組表をチェックしていた時この著者は編集長だったんだな。そのうち新聞でもFM番組表を載せるようになって雑誌を買わなくなってしまったけど、その話はここに無い。でも、おかげで曲の長さ(分数)が頭に入り、後で大変役立った。ですます調とである調が混じるけどそういうカジュアルな文体が読みやすい。2021/12/11

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