記録より記憶に残る野球狂列伝

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309270760
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

内容説明

記録ばかりが男じゃないと、いつか教えてくれた人。ただ野球の魅力にとりつかれた男たち。プロ野球ノンフィクション。

目次

第1章 奪三振日本記録―野田浩司(投手・オリックス)
第2章 難波のエース―山内和宏(投手・南海ホークス)
第3章 伝説の10・19―阿波野秀幸(投手・近鉄バファローズ)
第4章 代打代走ヤジ将軍―中井康之(外野手・巨人)
第5章 二代目コーちゃん―島本講平(外野手・近鉄バファローズ)
第6章 球界初の天覧ホームランを打った男―小田野柏(外野手・阪急)
第7章 スカウト―永野吉成(投手・千葉ロッテ)

著者等紹介

澤宮優[サワミヤユウ]
1964年、熊本県生まれ。ノンフィクション作家。青山学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。2003年に刊行された『巨人軍最強の捕手』(晶文社)で戦前の名捕手吉原正喜の生涯を描き、第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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pino

129
ドラフト会議で指名を受け、球界への道が開かれた若者たちの輝きの一方で、ひっそりと去る選手がいる。華々しく活躍し引退セレモニーで花道を飾る者は、ほんの一握り。この本は、厳しい世界に飛び込み、人生を翻弄されながらも、野球を愛してやまなかった「記憶に残る選手たち」の話。マウンド上の緊迫感、満身創痍の体。そして、ドラ1の重み。当人の語る逸話の数々に唸らされた。初の天覧HRを打った小野田柏氏は戦前のプロ野球を知る一人。(沢村栄治は兵役での手榴弾投げで肩を壊したとは)引退後も、ぶれない人生をおくる野球狂たちに幸あれ。2012/12/23

ようはん

14
阿波野秀幸や野田浩司のような割と名の知れた名選手や知る人ぞ知る選手まで7人の元プロ野球選手の野球人生を紹介。ドラフト入団に至るまでの経緯や故障にトレード、第二の人生とどんな立ち位置の選手にも泥臭いながらもそれぞれに野球人としての生き様があると実感。2020/06/01

a*u*a*i*n34

4
野球が好きな人でなければ、ほとんど面白さはわからない本だろうと思います。題名に「記憶に残る」とあるが、出てくる7人の選手のうち、私の記憶に残っていたのは3人。それでも各選手のエピソードには野球選手を職業として選んだ人々の覚悟やら苦悩が伝わってきます。野球、見に行きたいですね。屋根なんかついてない球場でビール飲みながら。2013/05/04

LOVE_EARTH

4
4.2 「ドラフト1位」と同じ作者。投手は消耗品であること。こんなに運に左右される職業は他にないな。下手な伝記よりためになる。2010/10/23

最終バック九番手

3
書き下ろし…それなりの実績を残しているのに所属球団がGやTじゃないと記憶に「うっすら」残る程度になってしまうメディアの報道姿勢が選手側のメジャーリーグ志望をますます強めているんだろうな…初版発行:2009年3月30日…本体1600円2009/06/18

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