迷宮美術館〈第5集〉―アートエンターテインメント

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  • サイズ B5判/ページ数 95p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784309270517
  • NDC分類 720
  • Cコード C0071

内容説明

画家たちが日常のなかにどのように美を見いだし、どのように表現していったかを、これまで以上に豊富なエピソードとともに紹介。

目次

1 驚くべき技巧がふんだんに われこそはテクニシャン!
2 あふれる思いよ、とどけ! 絵は口ほどにものを言う
3 恋人、わが子、師…に捧ぐ 愛なきところに芸術なし
4 みんなとは違うが、これでいいのだ!わが道をいくアーティスト
5 美しいだけが絵画じゃない!傑作の陰に「闘い」あり
6 描けないけど、やっぱり好き!美に魂を奪われた人々
7 画家にいったい、何が起きた?!キャンバスは心の鏡

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハイク

119
シリーズの最後。困難を乗り越え世間に認められた画家について数多くのエピソードを紹介している。若い時のモネとルノアールは風景画があまり世間に評価されてない頃、二人で同じ景色を描いた。二人の絵を比べて観ると描き方の違いが良くわかる。フランスのヴァラドンという女性は奔放な愛の遍歴の画家でユトリロの母だ。彼女は多くの画家達の人気モデルであり、画家ロートレックと同棲しこれがきっかけで画家になった。米国のグランマ・モーゼスは75歳で絵を始めたという。驚くことに101歳で亡くなるまでに1600枚の作品を残している。2016/04/29

れみ

73
様々な切り口で絵画に隠されたエピソードを明らかにするテレビ番組「迷宮美術館」の本、第5集。絵画といえば宗教画や肖像画ばかりだったり様々な制約のあるなかで自分の描きたいものを模索したりその枠を飛び越える人々がたくさんいたんだなあと思った。また、画家だけではなく画家を支える家族や画商、研究者や修復を行なう人など様々な人が絵画に関わって今私たちの目に絵画に触れる機会があるんだなあ。2016/01/22

佳音

17
迷宮美術館大好き。図書館本。しらなかった名画、画家の裏話がわかったり、鑑賞の一助になったりする。2013/06/30

まるりー

15
今回もいろいろなエピソードを知る。あと、描くことは、対象とするあらゆることを見て、見て、見て、とにかくよく見て、かみくだいて自分のものにして表現していく。同じ場所で描いたモネとルノワールの絵は印象が違う。光と影、視線、構図などよく考えて描かれている。すごいなあ。2015/09/23

ラグエル

11
冒頭の、色彩の魔術師ドラクロワの項は感心しきり。影に色がついている、補色を効果的に使う、この視点で絵画を見直すと、いろいろ再発見がありそう。ル・ドゥーテは好きな画家だっただけに、扱ってくれて嬉しい。ジョセフィーヌに関連していたのか。この2人がバラ園芸に貢献した度合いは絶大だな。デュシャンの作品の読み方が知れてよかったし、サロメにまつわる、モローとワイルドとピアズリーの関係もわかった。いい本だなあ。2012/02/28

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