夕張―あの頃の炭都

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 159p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784309269658
  • NDC分類 567.092
  • Cコード C0072

内容説明

良質の石炭と豊富な埋蔵量で繁栄した夕張炭鉱。最盛期には二〇のヤマが稼働、炭鉱労働者二万人、人口約一二万人で、「炭都」と呼ばれた。エネルギー革命で、ヤマは閉山に追い込まれ、明治期から丁度一〇〇年で採炭はゼロに。炭鉱離職のなかで、メロン、映画祭で再起をはかる、が―。二〇〇七年、夕張市は財政再建団体へ。きびしい再建築に全国から応援の声。思い出したいあの頃の元気―繁華街の賑わい、炭山祭りの活気、雪のなかの炭住と子どもたち、石炭列車の驀進―夕張在住カメラマンのモノクロ写真150点で夕張・青春の記憶を浮き彫りにする。

目次

1 子どもの暮らし
2 本町通り
3 炭住と祭り
4 雪の生活
5 ヤマと鉄道
6 炭都盛衰

著者等紹介

安藤文雄[アンドウフミオ]
1925年、夕張市生まれ。91年まで曹洞宗禅峯寺住職を勤める。52年から85年まで北海道立夕張北高等学校教諭。夕張写真サークル会員、北海道写真協会夕張支部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1
先日、夕張の石炭博物館に訪れた際に興味が出て、関連書籍を図書館よりお借りしてきました。 炭鉱の地として栄えた当時の様子が伝わってきます。 それらの写真を眺めながら、北海道の産業を支えてくれた人々の事を思いました。鉱夫の方々が仲間同士で笑い合う姿や街中で遊ぶ子供達、繁栄ぶりが伝わってくる街の様子に複雑な思いです。巨額の借金がニュースになった頃は呑気な小学生だった事もあり、理由も分からず見てたのを記憶しています。 産業そのものではなく、その地に暮らす人々がメインのまさしく炭都の様子を移した1冊でした。2022/06/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/326718
  • ご注意事項