一葉に逢いたくて―桧細工、針穴写真で甦る樋口一葉の世界

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  • サイズ B5判/ページ数 95p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784309269511
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0072

内容説明

まだ人の温もりが、情緒が、風景とともにあった時代。檜細工が再現した一葉の作品世界。針穴写真が切り取ったあの日の明治。樋口一葉を訪ね、味わうヴィジュアル・ブック。

目次

1 一葉の時代へ(にごりえ;大つごもり;たけくらべ;十三夜)
2 一葉を訪ねて
3 一葉とわたし(一葉の物語を「拵える」;針穴は時空を超える;二つの旅―塩山そして対馬)

著者等紹介

三浦宏[ミウラヒロシ]
1926年東京浅草生まれ。桧細工師・三浦玉舟としても知られる。祖父、父の技術を継承し、風呂桶製作のかたわら、江戸期の家屋や生活道具を職人としての経験と時代考証にもとづき再現。特に十分の一の縮尺で製作された作品は内部まで事細かに表現され人々の気配までが作品にとりこまれている

田所美惠子[タドコロミエコ]
針穴写真家。1990年渡仏。シャロン・スュール・ソーヌ市立ニエプス写真美術館で針穴写真を学んだ後、パリで針穴写真の撮影を始める。1999年社団法人日本写真文化協会功労賞受賞。大学、美術館での講議やワークショップ、雑誌新聞テレビ等、さまざまなメディアを通じ、針穴写真の先駆者として普及に努める。2006年より日本針穴写真協会会長

森まゆみ[モリマユミ]
東京都文京区生まれ。早稲田大学政経学部卒業。1984年地域雑誌「谷中・根津・千駄木」(愛称「谷根千」)を刊行。現在、「谷根千」の仕事を続けながら、環境保全の活動や幅広い執筆を精力的にこなし、『鴎外の坂』で一九九七年度芸術選奨文部大臣新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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双海(ふたみ)

3
明治29年に亡くなった一葉。句読点のほとんどない引き締まった雅俗折衷文は文語文最後の草でしょう。これを現代語訳すると冗漫になり、一葉の優れた音感がかき消されてしまうようです。2012/12/24

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