王朝継ぎ紙の世界

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  • サイズ B5判/ページ数 95p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784309269306
  • NDC分類 754.9
  • Cコード C0071

内容説明

平安朝の女たちの手により紡ぎだされた和紙工芸「継ぎ紙」。長らく途絶えていたその技法が、27年間にわたる研究により現代に復活。『源氏物語』にも描かれた、世界に類のない美の世界へいざなう。

目次

第1章 小説承香殿道子―継ぎ紙、はじまりの物語(近藤富枝)
本願寺本三十六人家集
第2章 粘葉本の美(粘葉本とは)
第3章 平安の美を求めて(をんな遊びの世界)
第4章 暮らしの中の継ぎ紙(継ぎ紙の新しさ;王朝継ぎ紙のあゆみ ほか)

著者等紹介

近藤富枝[コンドウトミエ]
1922年、東京生まれ。作家。東京女子大学卒業。文部省、NHK、武蔵野女子大学などに勤務。79年、「王朝継ぎ紙研究会」設立

近藤陽子[コンドウヨウコ]
1948年、東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業ののち、講談社にて編集の仕事に携わる。79年、母である近藤富枝が「王朝継ぎ紙研究会」を設立すると同時に参加。以来、NHK文化センター、読売カルチャーセンターなど多くの教室で講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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更紗蝦

32
学術書寄りの内容なのかと思って手に取ったら、研究者による研究をまとめたものでも、職人の技術を解説したものでもなく、同人サークルの活動を発端に行われるようになったワークショップの活動成果の紹介がメインなので、要するに「クラフトワーク作品集」でした。序盤に掲載されている「本願寺本三十六人家集」の“再現”は、本物と比べてどの程度似ているのか全く分からず、レプリカと呼べるレベルなのか、ファンアートレベルなのか、読者には判断できません。同人活動それ自体は意義のあることだと思いますが、権威を装うのはいただけないです。2024/01/20

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