ビートルズ・サウンドを創った男―耳こそはすべて

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  • サイズ B6判/ページ数 405p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309265797
  • NDC分類 760.9
  • Cコード C0073

内容説明

ジョージ・マーティンとブライアン・エプスタインがいなかったら、ビートルズは生まれていなかった!音楽プロデューサーの役割に大きな影響を与えた男の創造の秘密と、知られざるビートルズとのエピソードを自ら語った名著。

目次

クラシカル・プリマー―音楽入門
パラーツ&パレッツ―音の色彩
アビイ・ロード―EMIレコード
耳こそはすべて―音の講座
コミック・カッツ―失敗談のかずかず
三人寄れば文殊の知恵―モノラルからステレオへ
ハード・デイズ&ナイト―ビートルズとのレコーディング
ケーキを重ねて焼くように―マルチ・トラック講座
アメリカ陥落―世界に躍り出たビートルズ
アップル・パイの分け前―プロデューサーの経済状態
ペパー軍曹の進撃―『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のレコーディング
ライト・イン・ザ・ピクチャー―サウンド・トラック講座
レコード作りのエンジェルたち―レコーディング・プロデューサーとは
空気の上に建てる―AIRスタジオ講座
明日のことはわからない―レコードの未来

著者等紹介

マーティン,ジョージ[マーティン,ジョージ][Martin,George]
1926年ロンドン生まれ。EMIレコードに入社後、パーロフォン・レーベルでレコーディング・プロデューサーとなり、ジュディ・ガーランド、スタン・ゲッツ、エラ・フィッツジェラルド、ニール・セダカなど多くのアーティストと組んだ後、ビートルズの才能を発見。1969年の解散までビートルズ・サウンドを創り世界を席巻した
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感想・レビュー

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nizimasu

2
面白い。著者のジョージマーティンの最大のヒットといえば、ビートルズな訳で中心も彼らのレコーディングを巡るエピソードが中心。だが、くしくも同時期に録音技術が向上し、4トラックから8トラックと多重録音になっていく。それがサージャントペパーズに結実するんだけど、そのあたりの技術的な解説もあさることながら、音響技術についても、ちょろっと説明してあって往時のレコーディングがしのばれて楽しい。ビートルズのキャラクター的な本ではないのだけれど、とても興味深い内容だったな2013/04/11

Junya Fujino

1
 『ビートルズ・サウンドを創った男』という日本でかってに付けられた標題が非常にもったいない。なぜならこの本は「5人目のビートルズ」の思い出語りなどではなく、プロデューサ、編曲家、録音エンジニア、ジョージマーティンの15回に及ぶ講義録として読むべきであるからだ。短いパラグラフの中の、さりげない一行に重要な「ヒント」が含まれている。軽音楽に関わるすべての人間にとっての必修科目。 2014/12/08

いたち野郎

1
録音作業というのは知識はさることながら経験・積み重ねも大事になるわけで、ジョージ・マーティンは弦楽器や管楽器とマイクの相性、位置など細かいところにまで言及しています。AIRスタジオてレコードのクレジットでかなりよく見かけますけど、彼のスタジオなんですね。全然知らんかった(^q^) この本を書いたのが70年代末ですから、この後はウルトラボックスのアルバムなんかもプロデュースしているはず…。ジェリー&ザ・ペースメーカーズの弦楽アレンジの曲が最高なんですがその辺りは触れてなくて残念。2014/08/08

doji

0
録音技術やアレンジについての技術的な記述と、自伝的な語りのどちらも魅力的で、もちろんビートルズがいた時代の空気がとても感じられてたのしい本だった。読み終わって、プロデューサーに必要なものはなんだろうと考えると、言わずもながこのタイトルがとても効いてくる。2018/01/10

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