エドワード・ゴーリーの世界

エドワード・ゴーリーの世界

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  • サイズ A5判/ページ数 126p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309265742
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0071

目次

エドワード・ゴーリーの素晴らしき世界
エッセイ・エドワード・ゴーリーとゴサム・ブックマート
エドワード・ゴーリー
黄昏のニューヨークで、ゴーリー氏と出遭えた幸せ
ゴーリーとニューヨーク、舞台とゴーリー
あくまでもうろんなファンとして
Primary Books一挙紹介!
Gorey Alphabet―エドワード・ゴーリーを知るためのABC
特別座談会 ゴーリー作品の魅力を語り合う(柴田元幸;江国香織;浜中利信)

著者等紹介

浜中利信[ハマナカトシノブ]
1961年東京生まれ。1976年、初めてゴーリー作品と出会う。慶応義塾大学文学部在学中は推理小説同好会に所属する。1999年、日本で最初のエドワード・ゴーリーに関するホームページ「Wonderful World of Edward Gorey」を開設

柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年東京生まれ。アメリカ文学研究者、翻訳家。東京大学文学部助教授。オースター、S・ミルハウザー等の現代アメリカ作家の訳で知られる

江国香織[エクニカオリ]
1964年東京生まれ。作家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

118
エドワード・ゴーリーのあまり言葉のない絵の作品は読んでいるのですがその人物がどのような人かは知りませんでした。作品論とファンの座談会がありまあどのような感じで読まれているのかがよくわかりました。それにしても結構な作品が日本でも出されていることがよくわかりました。2018/10/09

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

84
コレクターの濱中利信氏を編者に、柴田元幸氏、江國香織さん他がエドワード・ゴーリーの魅力を熱く語っています。解説書というより〈公式?ファンブック〉といった趣。濱中氏はゴーリーを【表現の場をスクリーンから書籍へと移した映画監督】と述べています。日本では、かの植草甚一氏が40年前にゴーリーの魅力に言及しているのですね。当時の『ミステリ・マガジン』に「ゴーリーという怪奇的な漫画を書く人」と紹介しているのは面白かった。とにかく楽しむ事ですね。『The Eleventh Episode』など未訳の作品も読んでみたい。2015/03/21

Vakira

49
「おぞましい二人」を読み、その救いのない恐ろしい絵本に理解が出来ず作者のゴーリーを理解しようと思い読んでみた。翻訳家の柴田さんと作家の江國さん他のゴーリー談義対談あり。ゴーリーはいろんな絵本やポスターを描いており、その作品に世界中に多くのファンがいることを知った。なかなか可愛いキャラ(猫など)もおり、ゴーリーの描く絵に引かれた。結局ゴーリーは理解しようなんて思わない方が良いかもしれない。(≧∇≦)(@_@;)2015/01/24

キジネコ

45
「ああ成程」って何時の日か、ゴーリーさんの事を上手く説明できる日が来れば良い…と気持ちの何処かで思っていたのです。この本も何かの助けと興味の役得があればと目につく処に置いて絵と記事を眺める事幾年月、結局ご本人の弁を待たずとも❝What you see is what you get❞だそうで100%丸投げ。書中登場の面々のコメも「解らないけど 面白い」に「吾思うに多分…」と続く心許無さ。要は解らないという事が判ったという分かり難い結論で、途方に暮れたりせずに堂々気儘に面白がりましょう、というのが真ですね。2016/10/08

yn1951jp

42
好ガイドブックですが、この本だけではゴーリーの世界には達することはできません。実際に作品を手に取らなくては!ヴァニラ画廊で濱中利信コレクションを見て、作品の多様さに驚きました。ポスター、仕掛け絵本、カレンダー、ぬいぐるみ、バッチ、T-シャツなどのゴーリーグッズ。そのどれもがゴーリーそのもの。「ゴーリーが作る本には少しの無駄もないが、遊びがたくさんある」(田中優子)単なる絵本作家でなく、本を媒介とした表現者であり、その世界は国境を越え、世代を越え、老若男女を越えて浸透してゆく、不気味で愉快な世界なのです。2015/02/08

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