• ポイントキャンペーン

映画狂人シネマ事典

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309264981
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0074

内容説明

幻の最初の映画評「映画とモンタン」、あの“鬼蓮”署名原稿、痛快連載「はすみ庵日記」…が甦る!『リュミエール』、映画本書評、そして自筆年譜と、映画狂人の軌跡と全情報公開。

目次

1 映画(史)事典(映画小事典;越境の映画史事典)
2 さまざまな映画(映画とモンタン;『恋多き女』ほか ほか)
3 はすみ庵から『リュミエール』へ(はすみ庵日記;『リュミエール』巻頭のことばと編集後記)
4 映画本書評/ベストテン/年譜(感動的な反時代的書物―奥村昭夫訳編『ゴダールの全体像』;高橋治『絢爛たる影絵』 ほか)

著者等紹介

花ケ前盛明[ハナガサキモリアキ]
1937年新潟県生まれ。国学院大学大学院修士課程(日本史学専攻)修了。越後一の宮居多神社宮司。新潟県文化財保護連盟理事。上越市文化財調査審議会委員

蓮実重彦[ハスミシゲヒコ]
1936年東京生まれ。映画評論・表象文化論・フランス文学者。前東京大学総長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

26
しばしば忘れてしまいそうになるのだけれど、蓮實重彦は単なる批評家ではなく、映画興行や批評や翻訳を通して映画を広く流通させたいと「動く」アクティヴィストである。本書はその事実をあからさまにしてみせる。『リュミエール』の編集後記が収録されているのだけれど、彼がヴァルター・ベンヤミンよろしくどうジャーナリスティックに振る舞ったかが如実に記されており、そこだけでも読むのがスリリング。「遅れてきた青年」として蓮實に接している私のような読者にはその映画に対する情熱に唸らされて、他に言葉が出て来ない。まさに「映画狂人」2019/03/25

急性人間病

0
「季刊リュミエール」の編集後記に度々踊る“復讐”の二文字に、若き日にロメールに殺意を抱きし(「映画論講義」参照)蓮實重彦の、常態のロジカルさと裏腹の血の気の多さを見ることもできなくはない。そういうところに関しては確かにウェイン町山も彼の伝承者候補っちゃあ候補なのだ。私的な出色は小道具に的を絞った「映画小事典」と、映画評論書の書評パート。金井美恵子を褒めてるだか貶してるだかのわからなさに苦笑い。2017/01/09

AK

0
蓮實重彦による山田宏一の記述、何とも言えない感動があった…2011/02/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/528979
  • ご注意事項