こどものいた街

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  • サイズ B5判/ページ数 123p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784309264691
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

内容説明

あの「街の写真家」が帰ってきた!あの日、あの時、懐かしい日本の街角を撮った前作「想い出の街」で、国内外の高い評価を受けた井上孝治の第二弾。

著者等紹介

井上孝治[イノウエコウジ]
1919年(大正8年)0歳、3月20日、福岡市箔屋町(現・博多区店屋町)で、父・井上清一と母・ミツの長男として生まれる。両親は祖父の卯平とともに桶樽製造業を営んでいた。1922年(大正11年)3歳、階段事故で聴力と言葉を失う。1927年(昭和2年)8歳、福岡県立福岡盲唖学校(後に福岡県立福岡聾学校)初等部に入学。1935年(昭和10年)16歳、この頃、安価なカメラを購入して写真を撮り始める。1938年(昭和13年)19歳、福岡聾学校中等部木工科を卒業。卒業記念に、父・清一より二眼レフカメラを贈られる。1939年(昭和14年)20歳、この頃より、各種の写真コンテストに応募し、入選を重ねる。1942年(昭和17年)23歳、4月10日、宮原ミツエと結婚。1944年(昭和19年)25歳、出征軍人の家族慰問撮影奉仕のため、市外の農村地区に派遣される。1950年(昭和25年)31歳、米軍基地キャンプ博多のPX写真部に勤務。DPEとカメラの修理を担当。1955年(昭和30年)36歳、8月、キャンプ博多PX写真部を退職。春日原駅前天神商店街(福岡県筑紫郡春日町)に井上カメラ店を開業。1957年(昭和32年)38歳、1月、筑紫写真クラブ(西日本ろうあ写友会の前身)を井上カメラ店にて発足、初代会長に就任、1979(昭和54)年退任。1959年(昭和34年)40歳、1月、沖縄および奄美大島への4週間に渡る撮影旅行。10月、福岡県ろうあ福祉協会会長に就任。11月、福岡県ろうあ会館設立委員長に就任。以後、62年まで募金活動を行う。1960年(昭和35年)41歳、福岡県美術協会会員に推薦され、会員となる。1963年(昭和38年)44歳、福岡県ろうあ会館(福岡市早良区)が竣工。1973年(昭和48年)54歳、4月、全日本ろうあ写真連盟創立のために、全国各地ろうあ写真クラブ代表会議に参加。全日本ろうあ写真連盟が発足し、初代会長に選出される。1984年(昭和59年)65歳、4月、春日原駅前再開発に伴って、井上カメラ店を閉店。1989年(平成元年)70歳、1月、福岡のデパート岩田屋の「想い出の街」キャンペーン広告に1950年代の写真が採用され、大きな反響を呼ぶ。7月、初めての写真集『想い出の街』(河出書房新社)を刊行。8月、岩田屋本館八階催事場にて写真展「想い出の街」を開催。1990年(平成2年)71歳、9月、沖縄で、写真展「ヤマトンチュがとらえた三十年前の沖縄」を開催。11月~12月、フランス・パリで開催された写真フェスティバル「パリ写真月間」のグループ展に、岩田屋の「想い出の街」キャンペーン広告写真が出展される。その機会にフランスへ旅行。11月、春日市文化会館で写真展「想い出の街」開催。1991年(平成3年)72歳、5月、2冊目の写真集『あの頃―1959年、沖縄の空の下で。』(沖縄タイムス社)を刊行。沖縄三越で写真展「あの頃」を開催。1993年(平成5年)74歳、5月3日、肺ガンで死去。7月~8月、アルル国際写真フェスティバルの招待作家として、南フランスのアルルで写真展を開催。アルル市より名誉市民賞を授与される(長男・一が代理出席)。1995年(平成7年)7月~8月、福岡市博物館で開催された「時代の玉手箱展」に、1950年代の福岡を撮影した作品が展示される。1996年(平成8年)10月、井上孝治をテーマにした16ミリの短編映画「私を見てください、私もあなたを見ます」(ブリジット・ルメーヌ監督)が完成。以後、同作品はヨーロッパ各地の映画祭でベスト・ドキュメンタリー賞その他を受賞。1997年(平成9年)4月~6月、東京・JCIIフォトサロンにて写真展「想い出の街」開催。1999年(平成11年)10月、井上孝治の評伝『音のない記憶―ろうあの天才写真家井上孝治の生涯』(黒岩比佐子著、文芸春秋)刊行。11月、東京・JCIIフォトサロンにて写真展「あの頃(1959年・沖縄)」開催。12月~翌2月、江戸東京博物館にて写真展「想い出の街」開催。2000年(平成12)年2月12日、NHK教育テレビで「ETV特集―写真が手話で語りかけてきた~井上孝治の世界へ」放送。4月、東京都庁・都政ギャラリーにて写真展「音のない記憶」開催。9月~10月、スイスのビール/ビエンヌでの写真祭に招聘され、写真展を開催
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

p-time*

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★★★★★ 写真集作成時の参考に最良★2015/04/18

やまだ

0
歯医者の待ち時間に。「休日は子供の世話をするのが父親の仕事」と言う写真が印象的でした。もしかしたら昔の日本は男性の育児参加などが当たり前に出来ていた事なのかも、とか想像しました。2011/10/03

しゃー

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ああ…ことばにならない涙で鼻の頭がツンツン痛い…。2018/08/19

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