純粋なるもの

純粋なるもの

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  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309263007
  • NDC分類 796
  • Cコード C0076

内容説明

森下卓、佐藤康光、森内俊之、羽生善治。将棋界をささえる若き獅子たちの青春譜。

目次

1 多彩な時間とある断片―若き棋士たちの将棋ワールドより(白鳥のように;サラブレッドと優雅さと;1対0は差ではない ほか)
2 勝負と日常の空間で―いくつもの季節を駆け抜けて(図形の記憶;気分のよい午後;青年が成長する時 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ランフランコ

6
棋士に興味のある者にとっては飛び切りの良書だ。20年以上前に羽生世代の棋士を中心に描かれているが、トップレベルの棋士と言うものは大変な人格者達である。幼少の時から訓練されていることもあるし、そうでないと務まらない世界である。対局中にイライラして大声出したり、駒を投げたりとか聞いたこともない。更に対局後に感想戦をしなければならない。敗戦を受け入れすぐさま冷静に分析をするわけだ。ある意味残酷なのだがそれがまた棋士を人格者へと導くのだろう。特に羽生善治は人格メンタル全てにおいて別格の存在だ。羽生半端ないって!2019/03/10

check2012

4
こんな爽やかな将棋エッセイは、初めて読みました。後輩と将棋界へのpureな愛情がとうとうと溢れてますね。島さんには、連盟会長やってほしいな。2015/10/18

さとうはな

2
羽生の透明感、佐藤の高潔、森内の純朴。佐藤康光現会長が好きすぎる。羽生さんだけが突き抜けているかのように見えるが、この世代は本当に、みんながみんな、大切なキャスト。先崎、郷田、丸山、藤井・・・。今だ人気も実力もトップクラスのまま。先崎氏の療養が気になるが、早く復帰して、そして文筆業も再開してほしい。将棋関係本の中では、やはり先崎氏のエッセイが一番好きだから。2018/01/18

ゾロりん

1
非常に面白かった。知らない話とか有名な日光の話があったりとか。でも、島があたかも森内や佐藤になりかわって書いてる描写が気になった。島の完全一人称のエッセイってわけでもないんだよなー。続編ないのかしら。2015/11/23

りゅう

1
図書館でみつけて読んだ本。 羽生、森内、佐藤ら(元)若手棋士に大きな影響を与えた棋士、島明の作。 棋士たちの日常が比較的淡々と綴られていくが、何気なく語られる言葉ににじみ出る厳しさ、矜持、優しさにぐっとくる箇所もあった。2012/11/24

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