出版社内容情報
はるか昔の秋の夜、月の光に明るく照らされた空から、マントをまとった人影がひとつ舞うように落ちてきました――。セピアの色調が微妙な陰影を紡ぎ出す、オールズバーグの至上の作品。
著者
C・V・オールズバーグ (オールズバーグ,C・V)
1949年、アメリカ・ミシガン州生まれ。ミシガン大学、ロードアイランドデザイン学校で彫刻を学ぶ。彫刻と絵画は、ホイットニー美術館や近代美術館に展示されている。『急行「北極号」』で1986年度コルデコット賞受賞。ほかに『ジュマンジ』(ほるぷ出版)など多数。
村上 春樹 (ムラカミ ハルキ)
1949年、京都府生まれ。早稲田大学文学部卒業。著書に『ノルウェイの森』(講談社)、『海辺のカフカ』(新潮社)、訳書に『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社)、『西風号の遭難』にはじまるオールズバーグ作品など多数。
内容説明
はるか昔の秋の夜、月の光に明るく照らされた空からマントをまとった人影がひとつ、舞うように落ちてきました。乗っていたホウキが突然飛べなくなったからです。魔女が空へ戻った後、残されたホウキが動きはじめました。