出版社内容情報
柔らかい光と緻密な構図を生んだ驚きの技法とは? フェルメールとはどんな人物だったのか? 様々な角度から天才画家の深淵に迫る。
千足 伸行[センゾクノブユキ]
監修
内容説明
たとえば“牛乳を注ぐ女”。召使いが牛乳を器に注ぐという、ありふれた日常のひとコマを描いた絵だ。作者であるフェルメールにいたっては、どんな顔をしていたのかもわかっていない。なのに、なぜこんなにも惹かれるのか。その秘密を解き明かす!
目次
1 あの名画をキーワードから読みとく―見どころや謎など、厳選の12作品を解説(“牛乳を注ぐ女”;“手紙を書く婦人と召使い” ほか)
2 画面に隠されたトリックに驚く―技法やモチーフに込められた意味とは(遠近法1―カンヴァスに残るピンの跡が示すもの;遠近法2―セオリーからあえて逸脱したわけ ほか)
3 謎多き画家の素顔をのぞき見る―活躍した時代の背景から結婚生活、金銭事情まで(フェルメールが活躍した17世紀のオランダとは;じつは“極狭”だった生活エリア ほか)
4 フェルメール作品を襲った事件にせまる―真作論争、盗難、贋作騒ぎ…事実は小説より奇なり(今後、幻の作品が“発見”される可能性は?;真作?非真作?いまだに論争が結着しないわけ ほか)
著者等紹介
千足伸行[センゾクノブユキ]
美術評論家。1940年、東京生まれ。東京大学文学部卒。TBS(東京放送)を経て国立西洋美術館に勤務。70~72年、西ドイツ(当時)政府給費留学生としてドイツに留学し、ミュンヘン大学で主にドイツ・ルネサンス美術を学ぶ。帰国後、西洋美術館に復帰。79年より成城大学文芸学部に助教授として勤務、86年に教授となる。専門はヨーロッパの近代美術、とくに世紀末芸術。現在は同大学名誉教授で、広島県立美術館長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まめ@暫くイン率落ちます
mzs11
takakomama
じゃますけ2
GotaMorishita