出版社内容情報
1964年に行われた伝説のインタビュー、その全貌がついにまとまる。ポール・チャンによるトムキンズへのインタビューを付す。
マルセル・デュシャン[デュシャン,M]
著・文・その他
カルヴィン・トムキンズ[トムキンズ,C]
著・文・その他
中野 勉[ナカノ ツトム]
翻訳
内容説明
1964年、カルヴィン・トムキンズはニューヨーク市西10丁目のマルセル・デュシャン宅で何度も午後を過ごし、インタヴューを行なった。そこから立ち現われるデュシャンは、くつろいだ様子ながら慧眼、遊び心あふれる独自の原理に則って生きるひとりの人間、そしてアーティストだ。この自由をもとに彼は、人生そのものと同じくらい予測不可能で複雑で驚きに満ちたアートをつくり出していたのである。本書のインタヴューの全貌がおおやけになるのは、今回が実に初めて。序に代えてトムキンズがアーティスト、導き手、友人としてのデュシャンに思いをめぐらせるインタヴューも併録された本書によって、コンテンポラリー・アート界において今も決定的な影響を持ちつづける彼の、斬新なアイデアの数々、そして軽さと明るさに充ちた生の軌跡がついに明らかになる。
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