認知症になるとなぜ「不可解な行動」をとるのか―深層心理を読み解きケアの方法をさぐる (増補新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309255705
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C0047

出版社内容情報

認知症特有の言動はなぜ起こり、何を意味しているのか、介護者はどう接していけばよいかを解説。在宅介護を長続きさせるコツを増補。

加藤 伸司[カトウ シンジ]
1956年生まれ。東北福祉大学総合福祉学部福祉心理学科教授。認知症介護研究・研修仙台センターセンター長。日本認知症ケア学会理事、日本老年社会科学会理事、日本老年精神医学会理事。

内容説明

「忘れてしまう」「つくり話をする」「感情の起伏が激しい」「被害妄想」「徘徊」…認知症のケアで悩まされる行動は、なぜ起こり、何を意味しているのか。認知症の人々の心理にスポットを当て、ケーススタディを中心に、わかりやすく解説。在宅ケアを長続きさせるためのコツを増補した新版。

目次

第1章 不可解な行動のメカニズム(認知症とは何か;認知症になるとどんな行動をとるのか ほか)
第2章 認知症の「心」を理解する(認知症の持つ心理的な問題;求められる「共感する姿勢」)
第3章 「不可解な行動」の心理(取り繕う行為の心理;感情起伏の心理 ほか)
第4章 ともに生きていくために(どう接していけばよいのか;これからのケアのゆくえ)
付章 長続きする介護は「手抜きケア」(悲しいニュース;家族がみるのは当然なのか ほか)

著者等紹介

加藤伸司[カトウシンジ]
東北福祉大学総合福祉学部福祉心理学科教授。認知症介護研究・研修仙台センターセンター長。1956年生まれ。1979年、日本大学文理学部心理学科卒業。特別養護老人ホーム生活指導員を経て、1982年、聖マリアンナ医科大学病院神経精神科臨床心理士。1993年、北海道医療大学看護福祉学部講師、助教授を経て、2000年、東北福祉大学総合福祉学部福祉心理学科教授、認知症介護研究・研修仙台センター研究研修部長。2006年より現職。(公職)日本認知症ケア学会理事、日本老年精神医学会理事、日本老年社会科学会理事、日本認知症学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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りんふぁ

2
共感や体験済みのこともあり、改めて周りの理解の必要さを知る。また自分自身、わかっていても・・・という行動もあり、申し訳なさでいっぱいになる。よくわからなくても、不快な思いや罪悪感だけは残る、というのを忘れないようにしようと思う。2017/05/26

みるこおら

1
例えば、私が知らない人ばかりの世界で自分でもよくわからないことをいきなり責められたらどう思う?認知症患者の不可解に見える行動の裏にある心理をもしあなたが、、、という具体的な例を挙げて説明してあり、とてもわかりやすい。付章の夫婦間ケア、娘が親をケアする場合、嫁が義理の親をケアする場合、といった関係性毎の介護の問題点、ポイントが納得できた。 普段からの人間関係、信頼関係が重要である、という点で、自分が介護される側になる事も考えると今から家族と話しておく事も大切だとも思いました。2022/02/12

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