出版社内容情報
美しいティーカップ、憧れのアンティークシルバーを華麗な写真で紹介。選び方から手入れまで。これ1冊ですべてわかる決定版!!
Cha Tea 紅茶教室[チャティーコウチャキョウシツ]
少人数制の紅茶教室としてスタート。現在は日暮里・谷中に英国住宅を建築し運営。著書に『図説 英国ティーカップの歴史 ---紅茶でよみとくイギリス史』(河出書房新社)、『紅茶のすべてがわかる辞典』(ナツメ社)。
内容説明
アンティーク、ヴィンテージ品の選び方から使用する際の工夫など、英国のテーブルウェアをより身近に感じていただくためのポイントが盛りだくさん。英国の人々の生活美を通し、豊かな暮らしへのヒントをもらえる、とっておきの一冊。
目次
1 はじめてのアンティークはティーカップ(薔薇柄のカップ;シノワズリーのカップ ほか)
2 アフタヌーンティーを楽しむアンティーク(ティーポット;ミルクピッチャー ほか)
3 英国的食卓に欠かせないアンティーク(トーストラック;バターディッシュ ほか)
4 魅惑のアンティーク・シルバー(キャディスプーン;ティースプーン ほか)
5 テーマを決めてマイ・コレクション(スミレ・コレクション;ウィロウ・パターン・コレクション ほか)
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あじ
58
海外ドラマの中で、ベッドで朝食を摂る“ベッドティー”のシーンをよく見掛ける。メイドさんが恭しく差し出したお皿には、色とりどりのフルーツと淹れたてのティー!ヴィクトリア朝時代の女性たちも私と同様、憧れていたとか。ただし“ベッドティー”が出来るのは既婚者限定なんだそう。伏し目がちに清楚な笑みを浮かべる、令嬢のようなテーブルウェアに眩暈を誘われ、テーブル上の様々な小道具に英国人のティー愛を教わる。ドラマ「ダウントン・アビー」ファンは必読。時代考察(ウェアの使い方)を知る事で、ドラマの理解度が深まるはず。2016/08/30
ミユ
55
アンティークの銀食器類、なんと優雅!トマトサーバーやグレープシザー(ブドウはブドウでも干しブドウ専用!)やスティングフォーク、モートスプーン、ヴィネグレットなど様々な専用アイテムがあるのも面白く、ジャポニズムの影響を受けたパピエマシェ(漆風の紙細工)や銀製のカトラリーは実に美しい。英国ドラマや映画や英国文学で使われてるシーンなども紹介しているのも興味深い。なかでも大好きなドラマ「ダウントンアビー」やクリスティのマープルシリーズ、ギャスケルの「女だけの町」のシーンも抜粋されてたのは嬉しかった。2016/07/13
Koning
44
ダウントン・アビーやシャーロック・ホームズなんかに登場するような食器たち。そうしたポーセリンやカトラリーの様々な種類をざっと紹介してくれる本。骨董市なんかでこれ何に使うの?って道具の説明もあったりするかも。という本。フルカラーで写真は綺麗です。ただ、骨董屋的欺瞞表現である、スターリング・シルバー(SV925)の銀無垢を「純銀」と言っちゃう骨董屋的表現を使ってるのがねぇ。宝飾だったり金属材料としての純銀は当然SV1000。SV950のブリタニアやSV925のスターリングは純銀と呼んじゃダメよ!2016/08/25
りりす
25
英国テーブルウェア入門編、という感じです。全然詳しくないのでちょうどいいくらい。美術品と呼んだほうがしっくりくるようなカップやスプーンの写真がいっぱいで、ぱらぱら頁を繰るたびに楽しい。テーブルウェアを用途で細かく分けすぎて、いまの感覚ではそれはなくても良いのではという物も。私もクランペットとかトーストを暖炉で温めて食べたいな〜。出来ればラクレットチーズなんかもかけて食べたいな〜。英国がアルプスの少女になってしまった。2017/11/16
ごへいもち
23
相変わらずこの著者の本は楽しくて読みやすい。取っ手が花だったり蝶だったり、内部が占い用のデザインだったりするカップ、見とれてしまう2017/07/12