システィーナ礼拝堂を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309255514
  • NDC分類 723.37
  • Cコード C0070

出版社内容情報

イタリア・ルネサンス史に燦然と輝くシスティーナ礼拝堂。ミケランジェロ、ラファエロ、ボッティチェリが競演した礼拝堂の謎を探る。

【著者紹介】
1958年生まれ。東京藝術大学美術学部教授。

内容説明

ミケランジェロ、ラファエロ、ボッティチェッリ。巨匠たちの競演。イタリア・ルネサンス史に燦然と輝くシスティーナ礼拝堂。その内部を飾る無数の作品群。そこには何が描かれたのか。作品に秘められた謎を解く。

目次

序章 システィーナ礼拝堂をつくった教皇たち(シクストゥス四世―礼拝堂の創建者;ユリウス二世―ミケランジェロを登用した武人教皇 ほか)
第1章 「キリスト伝」と「モーセ伝」の連作―装飾プログラムと図像の問題(連作に描かれている場面の主題とその構成;連作における問題点とその検討)
第2章 ミケランジェロの天井画「創世紀の物語」(制作の経緯と天井画の全体構造;『創世記』九場面の構成 ほか)
第3章 ラファエロのタペストリー―「聖ペテロ伝」と「聖パウロ伝」連作(注文と制作の経緯;タペストリーの主題 ほか)
第4章 ミケランジェロの“最後の審判”(制作の経緯;除幕後の反響と加筆 ほか)

著者等紹介

越川倫明[コシカワミチアキ]
1958年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。国立西洋美術館主任研究官を経て、東京藝術大学美術学部教授。専門はイタリア美術史

松浦弘明[マツウラヒロアキ]
1960年岐阜県生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科を卒業後、イタリア政府給費留学生としてフィレンツェ大学へ留学。帰国後、東京藝術大学大学院博士後期課程満期退学。順天堂大学非常勤講師などを経て、多摩美術大学教授。大学以外でも日伊協会、朝日カルチャーセンター、NHK文化センターなどで西洋美術史とイタリア語の講座を担当

甲斐教行[カイノリユキ]
1960年東京都生まれ。1990‐96年、フィレンツェ大学文哲学部留学。1997年、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程満期退学。現在、茨城大学教育学部教授。博士(文学)。専門はイタリア近世美術史

深田麻里亜[フカダマリア]
1980年東京都生まれ。2007‐09年、ローマ大学(ラ・サピエンツァ)留学。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。同大学美術学部教育研究助手を経て、現在、日本学術振興会特別研究員(PD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヤクーツクのハチコ

1
面白かった。あとがき「システィーナ礼拝堂に関する書物は、学者向けのきわめて専門性の高いものか、実に簡略な旅行ガイドがほとんどである。・・より深い知識を得たいと願う方々を対象に書かれた・・それと同時に各章はこれまでの研究史をふまえた考察になっているので、専門家の関心にも十分耐えられると自負している」のとおりの内容。図版や参考文献の参照も多い。最後の審判の「若々しく力強い、アポロンのように美しいキリスト」も言われてみれば興味深く、またラファエロのタペストリーの章も面白かった。2014/09/28

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