内容説明
『黒い太陽と赤いカニ』をはじめ、岡本太郎をめぐる著者のテキストを集大成。第五福竜丸の被曝に触発され、核爆発後の人類の未来を模索して3.11以後もさらに輝きを増す芸術家「岡本太郎」とは何者なのか。
目次
爆発まで
黒い太陽と赤いカニ―岡本太郎の日本(顔のなかの「黒い穴」;お笑いか教祖か前衛か;バタイユと「爆発」;対極主義と「絶対的な引き裂き」;「コジェーヴの日本」への挑戦 ほか)
爆発から
おわりに 太郎と敏子―両者をめぐる、もうひとつの「爆発」について
著者等紹介
椹木野衣[サワラギノイ]
1962年埼玉県秩父市生まれ。美術評論家。多摩美術大学美術学部教授・芸術人類学研究所所員。美術のみならず、戦後日本の歴史なき時空を「悪い場所」として、批評的に挑発しつづける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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