内容説明
千家十職とは、千利休以来の歴史をもつ茶の湯道具制作にたずさわる十の職家。日本の美を代表する千家十職が、世界の諸民族の作り出す根源美との出会いから、新しい作品を作った。千家十職歴代の逸品の数々を紹介するとともに、伝統の目が選んだみんぱくの収蔵資料、手から生まれる諸民族の多様な道具を一挙公開。
目次
1 千家十職が挑む(十二代奥村吉兵衛の創造 未知なる紙への挑戦;十三代黒田正玄の創造 竹に添い、竹を極める ほか)
2 千家十職の技の系譜(千利休における好み道具の成立;千家十職の歴史と特質 ほか)
3 世界の手仕事をもとめて(世界のものづくり―創造のキッカケを動詞で試みる;叩く ほか)
4 比較の視点(千家十職の特徴;ミャンマーのパンセミョ(花十種))