風景と記憶

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  • サイズ A5判/ページ数 738,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309255163
  • NDC分類 290.13
  • Cコード C0070

内容説明

原初の森に分け入り、生と死の川をわたり、聖なる山々に登る―人間は風景をどのように見、創りあげてきたか。これまでの歴史学の手法をすべて捨て去り、大いなる小説を読む感動を与える風景論の名著、ついに刊行。

目次

第1部 森(リトアニアのバイソンの地にて;林道―森を抜ける道;緑林の自由;緑の十字架)
第2部 水(意識の流れ;血また流れる)
第3部 岩山(デイノクラテスとシャーマン―高さ、至福、そして崇「高」;垂直の帝国、脳髄の深淵)
第4部 森と水と岩山(再びのアルカディア)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

64
風景画についての本で、一番重厚だった。最初は図書館本、数年して買い求め再読。本書については感想の類いは書いてない。ただ、本書に刺激され、何回となくブログ記事を書いた: 2005/09/16

あかふく

4
あまりにも面白い歴史学の本。個人的な体験からはじめ、そこにある何かモノから記憶、歴史へとつながっていき広がっていく、まさに道を辿り森の中へ入っていくような、水源から水が川を辿り海へ広がっていくような、山道を登り頂きの壮観に達するような行き方をする本。テレビ放映もされた内容で、故に全くプロパー(高山宏は疑問視する語だが)でなくとも楽しめるのは当たり前。森は記憶として、キーファーの扱いが面白く、水は人間身体として面白い。岩山は崇高美、およびピクチャレスクが問題となる。水では噴水に触れる部分もあり。2012/09/03

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