出版社内容情報
生まれてから老いるまでの間に、自閉症スペクトラムの女の子はどんな体験をするのか。豊富な当事者や家族の証言をもとに描き出す。
内容説明
「まわりに合わせて“ふつう”の仮面をかぶっているけれどつらい」「動作や表情がぎこちないと言われる」「社交は“台本”を覚えてやり過ごしている」「小さな頃は人なつこいタイプ」「女の子らしいことに興味を示さない」「身だしなみが苦手」…自らも自閉スペクトラム症(ASD)者である著者が集めた証言をとおして、ASD女性の生まれてから老いるまでの人生を知る。
目次
女の子たちも自分が何者なのか知る権利がある
女の人も自閉スペクトラム症になる
診断までの道のり
この子は何かが違う―乳幼児期
まわりになじめない―子ども時代の関係性
変わっていく身体と複雑な友人関係―思春期に出会う困難
家の外はカオス―学校生活に必要な支援
大人になってからASDだとわかった女性たち―成人診断がもたらすもの
「ASDに見えない」―大人になってからの困難
大人の人間関係―友人になるってどういうこと?
男か女かどちらでもないか?―セクシュアリティと性自認
好きな人とつながりたい―恋愛・性行為・パートナーシップ
子どもを産むとき―妊娠と育児のあれこれ
身体の不調とどう付き合うのか―健康で豊かな生活をおくるには
こんな働き方をしています―就職するとき
ASDとともに老いてゆく―老後を考える
理想の生き方とはどんなもの?―死ぬ前におこなっておきたいこと
おわりに―あなたはどう生きていく?
著者等紹介
ヘンドリックス,サラ[ヘンドリックス,サラ] [Hendrickx,Sarah]
英国にて、自閉スペクトラム症者などを対象とした訓練やコンサルティング、ビジネスをサポートする団体を運営する。自らも自閉スペクトラム症の診断を受けている
堀越英美[ホリコシヒデミ]
1973年生まれ。文筆家。早稲田大学第一文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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