出版社内容情報
月の不思議、四季の星座、美しい銀河や天文現象ミニ図鑑等、おなじみの王子さまやキツネ等の絵とお話を散りばめた可愛い天文入門書。
内容説明
「人間はみんな、ちがった目で星を見てるんだ」サン=テグジュペリの名著『星の王子さま』を通して知る一番やさしい宇宙入門。王子さまと一緒に、少しのあいだ宇宙をめぐり、その不思議に触れてみませんか。
目次
第1夜 月の不思議
第2夜 地球と近くの星、惑星
第3夜 流星、彗星、日食…特別な天文現象
第4夜 天体採集
第5夜 星座
最終夜 人と星の道のり
著者等紹介
縣秀彦[アガタヒデヒコ]
1961年、長野県生まれ。自然科学研究機構国立天文台准教授、天文情報センター普及室長。専門は天文教育(教育学博士)。東京学芸大学大学院教育学研究科理科教育専攻修了。東京大学附属中高教諭などを経て現職。総合研究大学院大学准教授を兼務。NHKラジオ深夜便、NHK高校講座などに出演するほか宙ツーリズム推進協議会代表なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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こなな
65
太陽からの距離がちょうど良くその表面に液体の水と大気を保っている奇跡の星、地球。不思議だなと思う感動とその仕組みがわかった時の感動、未知なことにも感動、月は地球におおきな影響を及ぼしている。アルファベットのDの形が上弦と覚えておくとこれから満ちるのか欠けるのかわかる。天文は、最も古い学問。暦を作ったり時刻や方位を知る実学として必要だったからだ。そして星空は古くから人類の知的好奇心を刺激する対象だった。『星の王子さま』は300以上の国と地域の言語で翻訳されているけれど『星の』とつくのは、日本だけなのらしい。2023/12/27
mayu
65
プラネタリウムに行ってから、星への興味が出てきて手に取ってみた本。「星の王子さま」の一節から天文学の世界へ。月や惑星、星座など解説されており、写真も多く、見ているだけでも楽しい。中でも、季節ごとの星座の見つけ方は面白く、星空がきれいな場所に出かけて実際に探してみたいと思った。黄道十ニ星座の見つけ方も解説されており、自分の星座を見つけてみたくなる。最終夜に書かれているタイプ別星へのアプローチを見てみると、私は天文台からアプローチするのが良いらしい。近くの天文台の観望会をまずは調べてみようかな。2023/01/19
ganesha
6
星の王子さまをとおして月、惑星、流星や日食、星座などを解説する天文入門書。13年に発行されたものの改訂版。ペイルブルードットや様々な銀河の図版にうっとりしたり、天文学者さんたちのコラムを楽しんだりしつつ読了。2021/09/02