ブロックチェーンという世界革命

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  • サイズ B40判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309253923
  • NDC分類 338.2
  • Cコード C0030

出版社内容情報

仮想通貨の根幹技術であるブロックチェーンは、今後、社会の仕組みをどう変えていくのか。その革新性を科学史的の視点からひもとく!

神里 達博[カミサト タツヒロ]
著・文・その他

内容説明

仮想通貨のメカニズムの根幹をなす「ブロックチェーン」。それは権力に対峙する思想から生まれた、特異なテクノロジーだ。応用方法は無限であり、「誰がどう使うか」によっては、“便利な暮らし”とは次元の異なる、革命的変化をもたらす。「人類は科学技術と、いかにつき合うべきか」という根源的な問いを発するこの怪物の正体を、まったく新しい視座から解剖する。

目次

1 仮想通貨は過激な自由主義のハッカーが誕生させた(ブロックチェーンの思想的ルーツ;冷戦下の科学者たち ほか)
2 ブロックチェーンに凝集された画期的かつ巧妙な仕掛けとは?(「ブロックチェーン」とは;お金とは「台帳」である ほか)
3 この先鋭的な新技術は体制を揺さぶるのか(信頼とは何か;「貨幣」を根拠づけるもの ほか)
4 暮らしやビジネスは将来、これほど変わっていく…(国境をなくす;契約を変える ほか)
5 もう、そこまで来ているブロックチェーン社会の近未来(「仮想通貨」「ブロックチェーン」はどれだけ普及するか?;ブロックチェーンを取り入れやすくなる条件 ほか)

著者等紹介

神里達博[カミサトタツヒロ]
1967年生まれ。東京大学工学部卒。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得。現在は千葉大学国際教養学部教授、朝日新聞客員論説委員、大阪大学客員教授。博士(工学)。専門は科学史、科学技術社会論、リスク論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大阪魂

29
ブロックチェーンって言葉、あちこちで聞くから、勉強してみよっておもて借りて読んでみたけど…うーん、難しかった…アメリカとか中国みたいに政府が一元的に情報管理するシステムに反発して、ネットを通じてみんなが一緒になって台帳を管理していくことで、「信頼」を保証しようとする仕組み…なんだそう。だから政府発行でない通貨、ビットコインとかの仮想通貨生み出したり、役所とか裁判所に頼らずに契約守らせたりできるらしいんやけど…でも、みんなが一緒になって台帳を管理、更新っていったいどーゆーことなんやろ?…ほかの本も読まねば…2019/08/15

カモノハシZOO 

7
4回目だけど新鮮な気持ちで読めた。でも、もうちょっと古いかな?2024/04/19

カモノハシZOO 

5
ヒストリー?2023/04/11

AppleIce

4
会社の上司からブロックチェーンは今後世の中を変えると思う、と言われてとりあえず買った本。 “ブロックチェーン”というと、ビットコインくらいしか思い浮かばなかった程度だったが、その仕組み、出来上がった背景、歴史、思想含めて書いてある。 そして通過だけではなく、 その“信頼”を保証する仕組みで契約など様々な分野で応用が効くこと。 深くは突っ込んでないが、とっかかりの本としてはわかりやすく説明してあると感じた。 次はエストニアの本へと繋げていこう。2019/05/06

Minyole

3
期待はずれでした。情報リテラシーの重要性を説いているわりには、肝心の「そもそもブロックチェーンとはどんな技術なのか」という点が具体的に十分に説明されていません。その用途についても、一般に流布されている情報から類推される域を出ず、結果として、少々極端に言うと、ブロックチェーンというなんかすごそうな技術でなんかすごそうなことができる、と言っているのにすぎなくなっています。仮想通貨以外の用途として、契約書という話が少し出てきましたが、管理主体が不要になるという点において、無限の用途があるんじゃないでしょうか。2019/06/03

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