サイエンス・ネクスト―科学者たちの未来予測

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309253879
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

出版社内容情報

スマート・マテリアルや量子コンピュータ、テレポーテーション、タイムトラベルなど、18人の科学者による驚くべき未来予想図!

ジム・アル=カリーリ[アル=カリーリ、J]
著・文・その他

鍛原 多惠子[カジハラ タエコ]
翻訳

内容説明

自己修復するスマート・マテリアル、驚異的な能力をもつ量子コンピュータ、公共交通を刷新するインテリジェント・モビリティ、ブロックチェーンが可能にするピアツーピアエネルギー、イオン・ドライブによる宇宙旅行、テレポーテーションとタイムトラベルなど、18人の科学者による驚くべき未来予想図!

目次

第1部 地球の未来―人口統計、自然保護、気候変動(人口統計―フィリップ・ボール;生物圏―ガイア・ヴィンス ほか)
第2部 人類の未来―医療、遺伝学、トランスヒューマニズム(医療の未来―アダム・クチャルスキー;ゲノミクスと遺伝子工学―アーラティ・プラサド ほか)
第3部 オンラインの未来―AI、量子コンピューティング、インターネット(クラウドと「モノのインターネット」―ナオミ・クライマー;サイバーセキュリティ―アラン・ウッドワード ほか)
第4部 未来をつくる―工学、輸送、エネルギー(スマート・マテリアル―アンナ・プロシャイスキー;エネルギー―ジェフ・ハーディー ほか)
第5部 遠い未来―タイムトラベル、終末、宇宙移民(恒星間航行と太陽系移民―ルイーザ・プレストン;世界の終わり―ルイス・ダートネル ほか)

著者等紹介

アル=カリーリ,ジム[アルカリーリ,ジム] [Al‐Khalili,Jim]
大英帝国四等勲爵士(OBE)。イギリスの物理学者、作家、キャスター。現在、サリー大学の理論物理学教授および「科学への市民参加活動(Public Engagement in Science)」の議長。核物理学および量子生物学にかかわる作家活動と研究に加えて、BBCラジオ4で毎週放送される番組『ザ・ライフ・サイエンティフィック(The Life Scientific)』など、多数のテレビやラジオの科学番組の案内役を務めてきた。王立協会のマイケル・ファラデー賞を受賞し、2016年に科学コミュニケーション(一般に科学をい広めるための活動)における功績があったとしてスティーブン・ホーキング・メダル創設後初の受賞者となった

鍛原多惠子[カジハラタエコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

34
18項目のサイエンスの次の未来。それぞれの項で著者が異なる。最も興味を惹かれたのは「量子コンピューター」と「遺伝学」2つの物体が同時に別々の空間で存在することを証明した量子物理学を基に量子コンピューターが作られれば、私たちの暮らしは根底から変わると言われている。またすべての生物は21種類のアミノ酸からなるタンパク質で構成され、すべての遺伝情報は2万個の遺伝子を含む30億の文字で表記される。今後加速度的に遺伝学が発達し、バイオテクノロジー・合成生物学・ゲノム編集技術で医療も劇的に変わるだろう。興味深々の世界2019/01/10

zoe

22
メモです。インターネットコネクティビティはインクルージョンを意味せず、情報テクノロジーは不平等を促進する。絶滅危惧種と現地経済を同時に守るため、カメの卵を鶏の卵と同じ価格で売る。地球の自然や気候は、宇宙飛行士の視点で。人類のラジカルエンハンスメントのためテクノロジーを使うべきという考え方。自己修復スマートマテリアル。エネルギーについて、太陽光とマイクロ波。世代と時間と距離とコストとか。2019/09/28

ジュール

11
ホモデウスからの科学もの続。近未来から、遠い未来までの科学の可能性を説明した、ショート・エッセイ集。ただ科学の進歩の速度が加速度的に早くなっており、SFを追い越してしまっている。量子コンピュータの話が面白かった。 1つの物が同時に違う場所に存在する。2018/12/13

イノ

10
18人の科学者が2018年に予想するエッセイ集。AIやロボットといった技術だけでなく、地球やタイムマシンといったSFについて、終末などもあり幅広い。  大胆な予測は大きく外れ、コロナをきっかけに大きく後退に舵を取ることになったが、核融合の成功や、絵が描けるようになったAIが、会話をしながら、小説・プログラム・論文を簡単に書けるようになり、ロシア・中国に続いて3番目の脅威と認識されたり、予測以上に成長している分野もある。  シンギュラリティは確実に近づいてきていると思う。2023/02/06

sosking

6
2018年発売の本(書かれた記事は、2016~2017年で日本語に翻訳の為)。未来に向けての科学の発展に関する内容で、テーマ別にしっかり絞られており、とても良い本です(登録者数が少ないですが)。特に、地球の未来(人口増加と食料問題、気候変動)、人類の未来(医療、遺伝学、トランスヒューマニズ)、オンラインの未来(loT、人口知能、サイバーセキュリティ)は、我々の予測をはるかに越えた現実になりそうです。合わせて環境問題やエネルギー問題に関しては、未来に向けて、今からしっかりと取り組む必要を感じました。2018/09/24

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