出版社内容情報
患者さんのために家族ができること。家族自身が豊かな人生を送るために目ざしたいこと…当事者の事例も多数紹介した名著の増補新版!
白石 弘巳[シライシ ヒロミ]
著・文・その他
内容説明
本人にどう接すればいい?家族も豊かな人生を送るためには?当事者と家族にかかわってきた第一人者の専門家がわかりやすく解説。当事者の事例も多数紹介。
目次
第1章 統合失調症を疑ったとき
第2章 初診~外来通院
第3章 入院~退院
第4章 統合失調症とはどんな病気か
第5章 統合失調症の治療
第6章 統合失調症からの回復
第7章 統合失調症を生きる
第8章 家族の接し方
第9章 家族を支える
著者等紹介
白石弘巳[シライシヒロミ]
東洋大学ライフデザイン学部教授。専門は精神医学、精神保健学。1953年生まれ。東京医科歯科大学大学院修了(医学博士)。内科研修後、正慶会栗田病院、埼玉県立精神保健総合センター(現・埼玉県立精神医療センター)などで精神科臨床に従事。1996年から2004年まで東京都精神医学総合研究所に勤務し、精神保健福祉に関する制度や本人とその家族に対する支援のあり方に関する研究に従事。2005年より現職。2018年4月より埼玉県済生会鴻巣病院に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ネギっ子gen
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家族自身が豊かな人生を送るために、目指したいこと――。家族のあり方、対応の工夫などがわかりやすく解説されている。初版出版後13年が経ち、<統合失調症に関する科学的理解は進み、複数の新しい抗精神病薬が発売され/精神疾患を抱えていても、前向きに生きることを目指す生き方(リカバリー)への関心が高まり、障害の重さによらず、人には問題を乗り越える力(レジリエンス)があるという考え方>が広がる中、<慢性期の統合失調症の患者さんの状態と支援のあり方についての章を加筆>して、増補新版に――。事例を多数紹介した、入門書。⇒2021/11/10