出版社内容情報
ヨーロッパからアフリカへ逆戻りして、人類が誕生した! 人類誕生以前の、3000万年にわたる知られざる類人猿の進化を明かす!
デイヴィッド・R・ビガン[ビガン,D R]
著・文・その他
馬場 悠男[ババ ヒサオ]
翻訳
野中 香方子[ノナカ キョウコ]
翻訳
内容説明
ヨーロッパからアフリカへ逆戻りして、人類が誕生した!人類誕生以前の、3000万年にわたる知られざる類人猿の進化を明かす!
目次
序章
第1章 初期の類人猿
第2章 出アフリカ―アフロピテクスとその仲間
第3章 世界に出る―ヨーロッパに広がった類人猿
第4章 故郷へ再び―新しいアフリカ=ヨーロッパ系類人猿
第5章 東と西の大分裂
第6章 イースト・サイド・ストーリー―ヒトの従姉妹であるシヴァピテクスとオランウータン
第7章 ウエスト・サイド・ストーリー―ヨーロッパのアフリカ類人猿
第8章 ドリオピテクスの末裔
第9章 再びアフリカへ
著者等紹介
ビガン,デイヴィッド・R.[ビガン,デイヴィッドR.] [Begun,David R.]
トロント大学の人類学の教授。トロント在住
馬場悠男[ババヒサオ]
国立科学博物館名誉研究員。ヒトと動物における機能形態の比較に基づき、人類の進化や日本人の集団形成史を研究する
野中香方子[ノナカキョウコ]
翻訳家。お茶の水女子大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やいっち
43
本書の最初に国立科学博物館名誉研究員の馬場悠男氏による、30頁以上に渡る「日本語版解説」が載っている。それは、本書が定説…常識、つまり人類の祖先はアフリカで進化した…とは違う説を唱える書だからである。本書では、著者は人類の祖先である類人猿はアフリカで誕生し、ヨーロッパで進化し、その後にアフリカに戻ったと主張している。およそ一七〇〇万年前からヨーロッパにすんでいた類人猿が、後の人類の基盤となる特徴を発展させ、一〇〇〇万年前にアフリカに移動し、人類の祖先となったという仮説を提唱している。2019/11/24
くらーく
1
ちょっと、興味の対象外の人類なのね。てっきり、ホモサピエンスとホモネアンデルターレンシスが交配して。。。何て言うのを想像していたのだが。 そんな新しい時代の話ではなく、250万年以上前の類人猿の話だった。 まあ、本書を読んでいると、そんな気もしないでもない。気候変動もあるだろうから、生息域をかえたのかもしれないしね。 それにしても、こういう研究って楽しいのかねえ。なかなか、進まないような、明確な結論がでないような。 大事な研究だとは思うけどねえ。2022/09/03
あきら
0
証拠の不在と事実の存在2019/05/28
takao
0
ふむ2018/02/08