出版社内容情報
家族の最期の治療を後悔なく決断するために。延命治療の効果とリスク、命を手放し本人が望む死を家族が受け入れるための準備の書。
【著者紹介】
ロウドンホスピタルセンターチャプレン。30年以上終末期の意思決定に直面する患者とその家族の支援に携わる。アルツハイマー協会ノーザンバージニア支部会長。フロリダ大学卒業。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sayuri.i
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なぜか同著者の別のタイトルが表示されてますが、「終末期医療、いのちの終わりを受け容れる 愛する人への最期のケア」という本です。著者は医療福祉施設のチャップレン。患者とその家族の終末期の意思決定の支援を30年以上にわたってしてきた方です。チャップレン、一人一人の人生に、大切な役割だと思います。この本を読めてよかった。2015/11/13
きぬりん
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終末期患者がしばしば直面し、選択を迫られる可能性が高い医学的処置、具体的には心肺蘇生、人工的水分・栄養補給(胃ろうや静脈点滴)、緩和ケアについて、その生存率や予後のメリット・デメリット等の情報を提供し、意思決定に際して考慮すべき事柄を指南する。著者は、患者やその家族の見解を尊重する姿勢を示しながらも、無益な延命治療を選択するのは患者本人のためというより、患者の最期を受け入れられない家族の否認や感情的苦悩に由来する気休めとして批判し、患者を手放す、自然に委ねるという態度こそがより豊かな生き方を導くと主張。2021/10/07