内容説明
原始、祖先たちはなぜ舟をつくり、なぜ海に乗りだしたのか。遺跡も文献もほとんど残されていない太古以来の人間と海の物語。東南アジア、地中海、インド洋、北大西洋、アラスカから南米の太平洋海域…斬新な視点から、知られざる壮大な歴史を発掘する。
目次
祖先はなぜ海へ乗り出したのか
「砂堆や浅瀬は明らかにされた」
太平洋を越えて(スンダとサフル―アボリジニの航海;「海上に散らした蝶の翅」;島々のパターン)
ポセイドンの海(絶え間なく移動する世界;材木とメック石)
モンスーンの世界(エリュトゥラー海;「交通の要衡」;「われらは雲のような帆を高く張り」)
北方の荒海(祖先たちの海景;「嵐は船尾に氷の羽となって降る」)
太平洋を西に見て(アリューシャン列島「海は非常に高くなる」;ワタリガラスが魚を放つ;炎の海とダイオウショウジョウガイ)
著者等紹介
フェイガン,ブライアン[フェイガン,ブライアン] [Fagan,Brian]
イギリス生まれ。カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校の人類学名誉教授。アフリカでフィールドワークに取り組み、初期の人類や法医考古学など多くのテーマの著書がある。気候変動と人間社会の関係についての著名な研究家のひとり
東郷えりか[トウゴウエリカ]
上智大学外国語学部フランス語科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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