犬はあなたをこう見ている―最新の動物行動学でわかる犬の心理

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 385p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309252681
  • NDC分類 489.56
  • Cコード C0040

内容説明

犬の世界に序列はなかった!犬の行動学・心理学の専門家が最新の研究結果をもって明かす、感情や思考、知能、行動…。

目次

第1章 犬はどこからやってきたのか?
第2章 オオカミはどうやって犬になったのか?
第3章 犬はなぜオオカミのように行動すると誤解されたのか?
第4章 アメかムチか?―犬のしつけの科学
第5章 仔犬はどうやって人と友だちになるのか?
第6章 犬は飼い主のことが大好きか?
第7章 犬の知力
第8章 感情の複雑さと単純さ
第9章 においの世界
第10章 純血種で起きている問題
第11章 犬とその未来

著者等紹介

ブラッドショー,ジョン[ブラッドショー,ジョン][Bradshaw,John]
ブリストル大学獣医学部の客員研究員で、人間動物関係学研究所の所長。25年にわたりペットの犬や猫の行動を研究し、数多くの科学論文や研究報告書、レビューを発表している

西田美緒子[ニシダミオコ]
翻訳家。津田塾大学英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨハネス

8
読んでも読んでも終わらない本でした・・・読メに書かなきゃと思わなければギブアップしたかも(笑)題名からは、「こんな飼主は犬からこう思われる」というような個別情報が読めると思ったのですが、かなり違います。分厚い本の1/3ほどが「犬はオオカミの子孫だから群れ、序列が好き」という説がまちがいであるということに費やされます。叱ってしつけるのは犬・飼主お互いの不幸で、ほめてしつけるのが一番効果的で仲良くなれる方法。一人ぼっちに耐えられない犬の簡単な直し方があるので、こういうかわいそうな犬がいる人は一刻も早く読んで。2015/07/28

spica

4
人間とともに生きるイヌについて、科学的知見から描いたノンフィクション。イヌのしつけでは、「支配」という考えを捨てること。イヌとオオカミは異なること。罰はしつけにはならないこと。イヌを擬人化しすぎないこと。世間の常識(とみなされるもの)が、ほとんど間違いだと分かる。イヌを飼う人は読むべき。悪質トレーナーやブリーダーは駆逐すべき。イヌ好きは絶対に読むべき!!2015/09/28

ponyoponyo

4
この本は時間がかかりました。表紙のかわいらしさとは裏腹にかなり学術的で研究や思考の経過の記述が多く、素人としては結論だけでいいんですけどと思うところも多かった。中盤以降の、犬の五感の、人間との違いの章はとても興味深く読みました。同じ生活空間で暮らしていても全く異なった感覚で世界を捉えているのだと思うとその世界を体感してみたくなります。人間だから無理ですが。2013/02/11

150betty

3
(☆5)犬に関する本では読んだことある中で最良の一冊。犬と狼を同一視する事が、時には犬に不幸な結果のみしか与えない事。犬がどのように躾を学習するか。また犬がどういう風に人間を自分達の社会の一員と認識しているか、等。犬の行動原理を実証的にここまでまとめているものは他に見たことがない。読み物としても十分面白い。2014/01/10

ボル

2
分厚い・・・内容は犬好きによる著書という感じ。最初にオオカミとイヌは異なるものとからはじまる。イヌは動物のなかで唯一人間に飼われるよう身近に付き合ってきた存在なので、イヌに罰を与えてはいけないとか、イヌの視点で考えるべきと。イヌをひとりぼっちにさせてはいけないと改めて感じた。2018/09/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5112366
  • ご注意事項