家族を依存症から救う本―薬物・アルコール依存で困っている人へ

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309252667
  • NDC分類 493.155
  • Cコード C0047

内容説明

大切な人を薬物・アルコール依存から回復させたい。暴言・暴力をふるわれている。お金を要求される。本人が警察に捕まった。家族が崩壊しかかっている。誰にも言えずに悩んでいませんか?依存症者を身内にもつ家族のあり方とは?―。

目次

第1章 依存症とは何か
第2章 薬物・アルコール依存症の症状と経過
第3章 事件としての薬物依存症
第4章 医療での取り組み
第5章 自助グループとリハビリ施設
第6章 依存症者とその家族
第7章 共依存とアダルト・チルドレン
第8章 依存症者への対応の仕方
第9章 家族の自立―まとめにかえて

著者等紹介

加藤力[カトウチカラ]
特定非営利活動法人セルフ・サポート研究所代表。東京都立精神保健福祉センター薬物家族教育プログラム及び薬物相談事業事例検討会講師。臨床心理士、鍼灸師。1958年生まれ。日本大学文理学部心理学科卒。総合病院のアルコール専門病棟でカウンセリング業務に従事した後、薬物依存症者の社会復帰施設(東京ダルク)に勤務。1996年より現職。専門は薬物依存症者の家族・当事者を対象とした個別・家族合同カウンセリング、集団療法(心理教育、サイコドラマほか)。依存症からの回復には、本人だけでなく家族へのサポートも不可欠であるという視点から、依存症に関する教育プログラムを提供し、家族間のコミュニケーション能力の獲得を目指す自己主張トレーニングも開催。精神科医師や弁護士など各分野の専門家とも連携しながら包括的なサポートを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ

11
家族を依存症から救う本を、家族のいなくなったおじさんが読んでいるのはおかしいね、わっはっは。しかしまたいつか家族が出来て困ることがあってはならぬので読んでおいた。備えあれば憂いなし。憂いてばかりじゃいられない、病院へGO!それはともかく先月はまったく本をよんでいなかったのだが、というのもある出来事をきっかけに大量の○○○を○○して一週間ほど眠り続けてしまい、浦島太郎ってこんな気分だったんだと実感。できるあてもない家族のことより自分のことを救った方がいいんじゃないかとちょっと思ってみたりする。亀はいずこ。2014/07/08

kera1019

8
依存症とはどういう病気かという事から、逮捕や借金の問題、治療の過程や方法、依存症になってしまった家族とどう向き合うか、精神的な事も含め何ができるか、どう家族を救うか、家族に依存症者を抱える家族にとって教科書的な一冊だと思います。2014/10/06

ブルーツ・リー

5
依存症が、大変な病気である事は、分かった。 しかしながら、薬物依存を、精神疾患として見る、のは、個人的には、不愉快だと感じた。 …のだが、この本によれば、そうやって薬物依存の人に対して厳しい視線や声を送るのは、より依存症を悪化させる原因になるという。 精神疾患で、自分の意思とは関係なく苦痛の中に居る自分と、麻薬を、違法行為と知りながら購入、乱用する人を、同じだ、と言われてしまうと、いくら理性ではそういうものかと思っても、感情が付いて行かない。 行為としての麻薬の乱用は、法によって裁かれるべきでは?2020/10/01

チェリ

5
依存症の種類、AC、自助グループについてなど、これまで別々に知っていたことが繋がっていきました。家族間のバウンダリー、家族の対応のしかたが依存症者本人にどう影響するかがよく分かりました。この本はやはり、まず家族のひとに読んでもらいたいです。2012/05/31

nori_y

3
コンパクトに情報がまとめられた一冊。薬物依存もアルコール依存も同じ依存症なのかと思うと、広く一般的に入手できるアルコールへの依存はより恐ろしく感じます。昨日今日読んだ本で学んだことは、つまり「一定域を越えたら外部に相談しなさい」。これだな。2017/03/10

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