快感回路―なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309252612
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0040

内容説明

恋愛と性的興奮はまったく別物?ダイエットの失敗は意志の弱さのせいではない?ギャンブルは結果が出るまでの待ち時間がいちばん気持ちいい?セックス、薬物、アルコール、高カロリー食、ギャンブル、ゲーム、学習、エクササイズ、ランナーズハイ、慈善行為、瞑想…最新科学でここまでわかった、快楽と依存の正体。気になる科学トピック満載。

目次

第1章 快感ボタンを押し続けるネズミ
第2章 やめられない薬
第3章 もっと食べたい
第4章 性的な脳
第5章 ギャンブル依存症
第6章 悪徳ばかりが快感ではない
第7章 快感の未来

著者等紹介

リンデン,デイヴィッド・J.[リンデン,デイヴィッドJ.][Linden,David J.]
神経科学者。ジョンズ・ホプキンス大学医学部教授。主に細胞レベルでの記憶のメカニズムの研究に取り組むとともに、脳神経科学の一般向けの解説にも力を入れている。『つぎはぎだらけの脳と心』(夏目大訳、インターシフト)2008年米国独立出版社書籍賞(IPPY)の科学部門銀賞を受賞

岩坂彰[イワサカアキラ]
1958年生まれ。京都大学文学部哲学科卒。編集者を経て翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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keroppi

78
「脳はいいかげんにできている」を先日読んだデイヴィッド・J・リンデン。これは快感と脳神経を語る本。薬物、食欲、性、ギャンブル、そして、ランナーズハイや慈善の快感まで。様々な実験や実例をあげながら、脳がいかに快感を呼び起こすのかを解説する。同性愛者の脳に電極を埋め込み異性に性欲を起こさせるという実験まで行われているし、猿が同性で性的行動をとる写真まであったりする、ちょっと衝撃的な内容。快感を求める脳は、コントロール出来るんだろうか。コロナで快感が押さえつけられている今、人間はどこに快感を求めていくのだろう。2021/05/08

フユコ

52
斜め読み。雄のペンギン同士が一緒になって(恋愛?)巣を作り石を温めることがあるというのが可愛かった。2020/05/16

つきかげ🌙

47
生きていく上で必要な事(飲食、繁殖行為)を行ったとき快感を感じる脳の部位快感回路(一般的には報酬系)。人間の場合はさらに抽象的な内容についても快感を感じるように出来ている。薬物、食事、性愛、ギャンブル、ゲーム、金銭、慈善行為、それぞれについて詳しく「快感」の感じ方が説明されている。読後の印象はとても良かったが、読んでいる途中は脳内物質や各種の薬剤などがどんどんでてきて、かなり辛かった。巻末の訳者は科学的な部分を飛ばしてもいいと言っていたので、興味があれば読んでみてください。2018/01/26

ヨクト

32
タイトルを見て、エッチなことばかりが頭に浮かんだ君!それは間違っているぞ!でも、ぼくもエッチなことを考えたぞ!というわけで、本書はセックスだけではなく、ドラッグ、アルコール、食べ物、ギャンブルから慈善行為に至るまで様々な快感について言及。それぞれが脳の中で何を引き起こし、時には依存症になるほど人を夢中にさせてしまうのかを分析。でもなんやかんやで性的な快楽の章が1番興味深かった。2015/10/03

Yukicks

26
薬物,過食,sex,ギャンブルなどの快感はどのような脳内メカニズムによって起こるのか…それに依存してしまう人の脳内メカニズムや脳の変化などそれぞれ詳しく解説されている。短期間で強烈な快感や低度でも連続的な快感を繰り返すと神経細胞の結合が強度になりループにはまり、最終的には耐性ができ快感を感じないにもかかわらず依存から抜け出せなくなる。快感と依存の仕組みは新たに何かを学ぶようにすることにもつながる部分もあるので諸刃の剣であるという点は興味深かった。他にも興味深い点が多々あるので、興味があれば一読を☆2013/07/15

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