• ポイントキャンペーン

「雲」の楽しみ方

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 345p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309252117
  • NDC分類 451.61
  • Cコード C0044

出版社内容情報

大空にさまざまな表情を与えてくれる雲。来る日も来る日も青一色の空を見せられたら人生は退屈だ。本書は、英国でベストセラーになった、豊富な写真入りの愉快でへんてこな雲一族を真面目に紹介する世界初の科学ガイドブック。

内容説明

豊富な写真とともに、愉快で変てこな雲の一族を紹介する、世界初の科学エッセイガイド。

目次

第1部 低い空の雲(積雲―うららかな空にぽっかり浮かぶ「綿雲」;積乱雲―そそり立つ怒れる王「かみなり雲」;層雲―低くたれこめた幽玄の世界「霧雲」;層積雲―つぎつぎと衣装を替える千変万化の「くもり雲」)
第2部 中間の空の雲(高積雲―空に勢ぞろいする「ひつじ雲」;高層雲―朝夕に一瞬きらめくが凡庸な「おぼろ雲」;乱層雲―厚く空を覆って涙の滴を落とす「雨雲」)
第3部 高い空の雲(巻雲―氷の結晶がつくる繊細な天使の髪「すじ雲」;巻積雲―魚市場で見つけた小雲のさざ波「鯖雲」;巻層雲―高い空から光の微笑みを投げかける「うす雲」)
第4部 忘れちゃいけない…(変わり種や成層圏などの雲―地味だけど立派な雲の仲間たち;飛行機雲―雲界一の伊達男にして問題児;モーニング・グローリー―めったに見られない黄金の雲)

著者等紹介

プレイター=ピニー,ギャヴィン[プレイターピニー,ギャヴィン][Pretor‐Pinney,Gavin]
「雲を愛でる会」を2004年に設立。インターネットでウエブサイトを公開後、1年で世界25カ国の1800人が会員となり、多くの珍しい雲の写真などが寄せられている。イギリスの雑誌「アイドラー」の発行人、またデザイナーでもある。ロンドン在住

桃井緑美子[モモイルミコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

booklight

27
【拾読】「雲を愛でる会」の設立者による雲10種の説明から古今東西の文献引用まで幅広く雲を楽しむ本。快晴よりも雲があったほうがずっといい、みたいな気持ちの共有から、10種の雲ごとの科学的な説明、聖書やダヴィンチからの引用まで話題の幅が広すぎ。時々何の話か分からなくなる。最後、オーストラリアのモーニンググローリーに雲乗りする話は世界の広さを感じる。日本の場合、写真や科学のシンプルな本が多いが、このように全部合わせて1冊にするのがいかにも西洋インテリ本という感じ。全部読み切る知的体力がまだないので拾い読み。2022/01/23

ゲオルギオ・ハーン

24
「雲を愛でる会」の会長である著者によるクラウドウォッチの手引き本。さまざまな雲の種類を解説する他に(若干厳つい見た目の著者)がそれぞれの雲に関連したエピソードを書いている。歴史好きとして面白いのはコンスタンティヌス大帝がミルティウス橋の戦い前に空に見た紋章(XとPが重なったデザイン)が巻層雲の時に条件が重なれば見えるので、確率はとても低いけどない話ではないというもの。どうせ伝説だろうと思っていたのでなんだか面白かった。個人的にぽっかり浮かんで行進している積雲や幻想的な層雲が好きだな。2023/10/01

ヨクト

19
青い空ばかりの人生は退屈だ。青空にポツンとある雲、雨を降らせる雲、いろんな雲がある。名前と出来方を知れば、青空ではない日も心がウキウキしてくるかもね。そう本書は、「雲を愛でる会」会長が書いた、玄人から素人まで全クラウドウォッチャーの為の本だ。美人薄命・巻雲、雲の王・積乱雲、人と交わる唯一の雲・層雲。雲を眺めるのが好きになるでしょう。時にはぼ〜っと雲を眺めながら、空想にふけってもいいじゃない。そのどこが悪いものか。2013/11/17

入道雲

6
雲の特徴や性格?、出来方やその後の経過。雲にまつわる様々なジャンルの話も豊富。雲を知るにはとても良い1冊。章の始めのイラストも美しい。2023/05/16

marukuso

4
なんとなく雲を眺めていると心が安らぐ。そんな気分を体験したことのある人なら是非読んでほしい。雲をこよなく愛する著者が皆に雲のすばらしさを教えてくれる。「雲を愛でる会」まで創設し、着実にクラウドウォッチャーの輪を広げている。自分も勝手に日本支部を創ろうと思う。晴れの日も雨の日も色んな姿を見せてくれる雲は見ていて飽きない。2014/02/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/86928
  • ご注意事項