内容説明
ふたりの精神科医による診断が一致するのは、偶然に等しい!?精神疾患の治療のさい、原因ばかりを厳密に、近視眼的に見ることで、病気の本質を見誤ってきたのが日本の精神医療の歴史だ。あるべき姿を明らかにする最注目の書。
目次
プロローグ 精神医療はわからないことだらけ
第1章 「わかったつもりになる」ことの弊害―誤診だらけの精神科診断
第2章 わかりすぎる必要はない!―「不適切な本質論」よりも「適切な誤診」のほうがまし
第3章 こんなにも紛らわしい精神障害
第4章 人はなぜ精神障害になるのか?―さまざまな誤解・偏見に答える
第5章 治療がうまくいかないときの落とし穴―精神障害から抜け出すためのヒント
エピローグ 仮説・検証のプロセスが幸せを導く
著者等紹介
西城有朋[サイキアリトモ]
九州出身。現役の精神科医として、「患者のための医療」をモットーに日々、地域の臨床活動に携わっている
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