内容説明
ウェールズと黒姫の愛すべき自然を語り、アウトドア生活の方法とモラルを説き、道具や料理の楽しみを伝え、森林の危機に警鐘を鳴らす、ニコル自然学のエッセンス。
目次
第1章 ウェールズから黒姫へ
第2章 忘れえぬ味
第3章 ニコルのアウトドア教室
第4章 私のお気に入り
第5章 森が死ぬとき
著者等紹介
ニコル,C.W.[ニコル,C.W.][Nicol,C.W.]
1940年、イギリスの南ウェールズに生まれる。17歳でカナダに渡り、北極地域の野生生物調査を行う。以降、カナダ政府の漁業調査局、環境局の技官として鯨など海洋哺乳類の調査を担当。1967年から二年間、エチオピア政府の依頼によりシミアン高原での国立公園建設のため、技術顧問として活躍。1981年からは、長野県黒姫山麓に住んで、作家活動をはばひろく展開
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aisapia
19
最初テレビで見た時は外国のおっとり農業おじさんキャラの人?なんて思ったけど全っっ然違った。ものすごい経験値を持った超人だった。やっぱりみんな言ってるけど、環境問題を考える時はまず自分の足元から。でもメディアはもっと視聴者が喜ぶ大きなネタばかり求めるから、メディアに情報を頼るのはやっぱり危険な所があるなと思いました。自然を感じることが環境問題の解決に繋がる。人の最大の問題は無知である事、というのも納得。2021/01/24
sira
2
面白くて読みやすいんだけど、色々と知ることが多くて勉強になったし、また考えさせられる事も多かった。自然に触れ合いやすいだろう場所に住んでいるのに、どんな植物が植わっていてどんな動物が棲んでいて、どんな生態系が作られているのか。全然知らない事にショックを受けました。ちゃんと調べておかないと。2011/08/31
ryosh
1
ニコルさんが日本の自然の特性について、数年前のとあるTV番組で語った内容を聞いて、興味を持った。この本のなかでは、日本の豊かさと水の豊富さの関連、そういう水が元来の日本人の国民性に大きく影響を与えているというという記述がとても心に響いた。随分前に書かれた本、出会うのに時間がかかったけど、読めてよかった。2018/09/11
ぷかり
0
勉強になります2014/06/22