Kawade new science
水の自然誌

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309251356
  • NDC分類 452.9
  • Cコード C0040

内容説明

貴重で有限な水の不思議なメカニズムをわかりやすく描写。全米で話題の「水の本」。

目次

1章 水の循環
2章 地面の下にある水―地下水
3章 利用される地下水
4章 地面の下にある水―循環水
5章 流れる水―小川と河川
6章 河川の働き
7章 湖
8章 水が凍るとき
9章 ダム、分水路、貯水池
10章 湿地
11章 顕微鏡でしか見えない生物
12章 大気中の水―水蒸気、雲、雨、雪

著者等紹介

ピルー,E.C.[Pielou,E.C.]
カナダのブリティッシュ・コロンビア州在住の科学者、ナチュラリスト、元教授。『水の自然誌』は「ネイチャー」、「ニュー・サイエンティスト」、「カーカス・レビュー」などで取り上げられ、「科学者と一般読者との溝を橋渡しする新しいタイプの本」として、高く評価されている。著書にはほかに『A Naturalist’s Guide to the Arctic』、『After the Ice Age』などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

15
地球は水の惑星と言われているが、その水のうち淡水はごく一部。最も身近な天然資源である淡水の、自然現象としての魅力をそのまま伝えてくれる一冊。地下から空への壮大な水循環の過程を詳しく描いている。雨と植物が生み出す生命の形、河が蛇行していく流れ、湿地や湖から生まれたメタンが鬼火のように煌めく光景の背後にあるメカニズムを簡潔に科学的に解説していて、水への見方が変わるだろう。広大な範囲をよくまとめ、硬めな中にもナチュラリストとしての視点を活かしているいい本だった2014/07/10

matsu

9
メモをとりつつ真面目に読んでいたら2か月以上かかったが、それだけの価値はあった。水循環と言うと、雲から雨が降って川に流れて海に行ってまた水蒸気になって雲になって…と言った一枚絵で説明されることが多い。それだけでわかったような気になってしまうが、水はより深く、より身近であることを再認識した。水がいかに地形を変えてきたか、どうやって地下水の流れを調べるか、水は植物にどんな影響を与えるのか…、見えないけど身近な自然を学ぶことができた。世界観が大きく変わった気がする。良書。2015/07/25

takao

2
ふむ2023/02/05

ひつじ

1
水ってとっても奥が深い。地下水に興味があったのだけれど、湿地がなかなかおもしろかった。梨木香歩さんの本が好きなので、湿地について知ることで物語の世界にもっと深く入りこめるような気がした。2011/04/02

taming_sfc

1
ピルー, E・Cによる2001年の訳著。水といえども、淡水に焦点を絞り、地下水、表層水、はては雲・氷にいたるまで、淡水の問題に迫っていく。おそらくものすごい知の蓄積と難しいことを解説しているのであろうけれども、訳がよいのか、著者が噛み砕いているのか、きわめてわかりやすく、この理系的書物を珍しくも堪能してしまった。淡水の神秘にご関心のある諸賢の必読書である。2010/12/12

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