内容説明
現代病症候群は薬で治せるか。軽いうつ病、自閉症、不安症、無気力、軽度の注意欠陥多動性障害や激怒障害…いまこうした問題をかかえて困っている人たちが激増している!最新の研究成果と自らの体験をふまえた画期的エッセイ。全米で話題のベストセラー。
目次
第1章 騒がしい脳
第2章 「扱いにくい」人の生物学―軽症うつ病
第3章 多幸症の病理―軽躁病的な人格
第4章 激怒するおとな―間欠性激怒障害
第5章 現在の虜囚―軽症の注意欠陥障害
第6章 自閉症のこだま
第7章 隠れた蔓延―シャドー・タイプの強迫性障害、耽溺、不安
第8章 脳の栄養とケア
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
newpapa
1
この著者の本は本当に暑い+熱い!ただ、読む価値がどれもある。この本は誰にでもある心の問題の根幹を上手く言い当てた本である。病名までは付かないが、明らかに人生に影響を与えている心の癖。それをシャドーシンドロームと名付けて、それとどのように付き合っていくのかを教えてくれる。また薬とのつきあい方も教えてくれる。自分の心の問題の立ち位置に客観性を入れてくれる良い本である。2016/08/22
山葡萄
0
正常な人と病気の人の境はあるような、ないような。 そんなことを改めて感じさせる一冊でした。2017/02/23