内容説明
近年恐竜に対する考え方は大きく変わりつつある。こういった最新の情報をふまえ、過去２世紀にわたる古生物学者たちの発見と探検のドラマを描く、ピュリッツァー賞受賞の科学ジャーナリストによるユニークな恐竜発見史！
目次
最初の骨
時間の発見
時の測定
未知の生物の命名
始祖鳥
コープとマーシュ―恐竜をめぐる戦い
世界に恐竜を求めて
ゴビ砂漠―大いなる発見
恐竜の研究の復興と修正
温血説をめぐる熱い戦い
現存する恐竜の子孫
恐竜の社会生活
大量絶滅
爆発とともに―絶滅の謎
弱々しい泣き声とともに―絶滅の謎
絶滅の周期
その後の世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんかい３２
1
恐竜についての話題を発掘者や研究者などの「人」を中心に、研究史や発掘史の流れに沿って語った本。面白い。著者はピュリッツァー賞受賞ライターだそうで、さすがに説明が上手い。恐竜温血説、恐竜の子孫としての鳥、イリジウム層の発見と大絶滅の関連など、どれも大雑把には知っている話題だったけれど、本書は細かい発見や学説対立の意味も明快に説明してくれるので退屈しなかった。また、とくに前半分にあたる発掘史がらみのところでは知らない話が多かった。2010/11/06
