出版社内容情報
哲学者が書いた本は難しい。でももし「哲学書」と話ができるとしたら? 古典の解釈を通して哲学する「哲学研究」の楽しさを描く。
内容説明
もし「哲学書」と話ができるとしたら?自分の頭で考えるための哲学古典との付き合い方!!
目次
研究対象、現る
テツケンへようこそ!
キルケゴールは哲学しない
ニーチェに取り憑かれた男
実存始祖と呼ばないで!
カント先生の普遍化チェック
他者性警察レヴィナス出動!
プラトンは敏腕弁護士?
クイズ、汝自身を知れ!
ヘーゲルは私の先生!
私達に代弁者はいらない
分からないの向こう側
著者等紹介
宇治かばね[ウジカバネ]
東京都出身。大学院で哲学研究を進める傍ら、哲学書をカジュアルに紹介した漫画をブログに投稿するなど、哲学する楽しさを広める活動をしている。専門であるキルケゴールを中心に、18~20世紀の大陸哲学を研究中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たまきら
33
哲学者が登場するのではない。資料が人格を持っているのだ、という設定からして噴き出してしまいました。わかりにく~い。西洋哲学は思考の科学であり、作曲や物理学のようにパターンと式を見出すシステム構築だなあ…と感じてきたので、この設定は自分の整理の仕方とはあんまり相性が良くなかったんですが、娘と夫は楽しかったそうです。自分の思考が歪んでるのかもしれない…。2022/08/08
こばゆみ
3
今まで読んだ哲学系の入門書の中でダントツに読みやすい!しかも「分からないことは分からなくて良い」とか、「哲学書は教科書ではなく仲間」とか、哲学に対するハードルをめちゃくちゃ下げてくれる!表紙が若干イロモノな感じを醸しているけれど、内容しっかりしていておすすめ!2020/10/29
ukifune
0
カラフルな表紙に惹かれて手に取ってみた。とっつきにくい哲学をこんなにポップに導入してもらえるのはありがたい。文字コラムになぜ難しいかも説明されている。どの哲学者のを読んでみようかな、と思える1冊でした2023/12/28