出版社内容情報
ライバルであることを認め合う日本を代表する二大ジャーナリストが火花を散らしながら、この国のありかたとゆくえをめぐって大討論。
内容説明
改憲、共謀罪、メディア支配、右翼教育…。戦後日本を打ち砕いた安倍政権の崩壊の時を、日本を代表する、2大ジャーナリストが火花を散らしながら徹底討議!
目次
第1章 安倍政権崩壊(安倍ファシズムから小池ファシズムへ?;天皇と安倍政権は相反している ほか)
第2章 原発大論争(原発推進派も反対派も無責任だ;原発事故は防げた ほか)
第3章 経済戦犯は誰か(小泉・竹中路線からアベノミクスへ;竹中平蔵の個人的利権 ほか)
第4章 天皇と右翼と左翼(反体制派は勉強不足;田原総一朗と佐高信との違い ほか)
第5章 何でも言える自由(佐高信は正論主義者か;現実を踏まえながら、日本を変える ほか)
著者等紹介
田原総一朗[タハラソウイチロウ]
1934年、滋賀県彦根市生まれ。早稲田大学文学部卒業後、岩波映画製作所、テレビ東京を経てジャーナリスト、評論家に。『朝まで生テレビ!』などの番組でテレビジャーナリズムの新たな領域を切り拓く。テレビディレクター、映画監督の他、著書多数
佐高信[サタカマコト]
1945年、山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。高校教師、経済雑誌編集長を経て、現在、ジャーナリスト、評論家として活躍中。文筆によって、市民を主体とする権力への抵抗を探り続ける。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぽんくまそ
13
この本でわかってきたのは安倍晋三ではなく対談者の田原総一朗という男である。テレ東という日陰のTV局で劣等感をもたされながらもやりたい放題やり取材力をつけ、政治家たちとツーカーの仲にまでなった。それはいいが、彼の行動原理は大衆を惹くネタを探して開陳するエンターテイントメントジャーナリズムであり、不当なことへの怒りや不当なことを被った庶民を筆やTVで味方したいという気持ちが全くない。原発しかり政局しかり、である。権力の敵か味方でもなく面白ければどちらにでもなるということだ。2017/09/23
はち
0
どちらの言い分も分かる。2019/11/19