出版社内容情報
精神科医であるとともに世界的な思想家である木村敏が気鋭の哲学者を前にその思想の核心と軌跡を徹底してあきらかにした名著を増補。
木村 敏[キムラ サトシ]
1931年旧満州生まれ。京大教授。精神病理学。『自覚の精神病理』『時間と自己』他。
檜垣 立哉[ヒガキ タツヤ]
1964年生まれ。大阪大学教授。著書に『ドゥルーズ-解けない問いを生きる』(NHK出版)『生と権力の哲学』『ドゥルーズ入門』(ちくま新書)『賭博/偶然の哲学』(河出書房新社)
内容説明
その思考はいかに生まれ、いかに深められてきたのか。臨床と哲学の深みを極める軌跡を気鋭の哲学者の前に開示する木村敏による木村敏入門。名著復活。
目次
1 あいだ
2 分裂病
3 自己と時間
4 他者
5 治療
6 鬱病
7 生命論的差異
8 集団としての主体
9 アクチュアリテとヴィルチュアリテ
『生命と現実』の一〇年後
著者等紹介
木村敏[キムラビン]
1931年生まれ。55年京都大学医学部卒、61年より2年間ミュンヘン大学神経科・精神科に留学、69年より2年間ハイデルベルク大学精神科客員講師、74年より名古屋市立大学医学部教授、86年より京都大学医学部教授。その間81年ドイツ連邦共和国より第3回シーボルト賞、85年エグネール財団(スイス)より第1回エグネール賞を受賞。94年京都大学を定年退官後、2001年まで龍谷大学国際文化学部教授。2003年、第15回和辻哲郎文化賞受賞、2004年より2年間、立命館大学文学部哲学科客員教授。現在、京都大学名誉教授、河合文化教育研究所主任研究員
桧垣立哉[ヒガキタツヤ]
1964年生まれ。1992年東京大学大学院博士課程中途退学。大阪大学大学院人間科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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