「イスラム国」よ

電子版価格
¥1,100
  • 電書あり

「イスラム国」よ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309246994
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0031

出版社内容情報

「僕は聴診器でテロとたたかう」―-報復に報復、はもうやめよう。憎しみには、愛を。今こそ日本ができること。緊急出版!

10年間アラブの世界で医療支援をおこなうため
現地を行き来してきた著者が訴えるアラブ世界の現実。
非軍事支援によるあたたかな連鎖こそがこれからの
世界全体の真の平和をうむと説く祈りの書を緊急出版!

報復に報復、はもうやめよう。
憎しみには、愛を。

読んで下さい。僕が10年間訪ねてきたイスラムの真実を。
買って下さい。現地で苦しむ人々のためにこの本の印税を使います。
考えて下さい。今、日本にできることを。――鎌田實

本書の著者印税は全額イラク難民支援活動に寄付されます。

【目次・項目例(一部)】

第1章 「イスラム国」が僕たちに与えた衝撃

日本とイスラムの関係はあたたかいものだった/「自己責任」という言葉は自分に向けるべき言葉だ/イラクから届いた「愛」のメッセージ/優しすぎるイラク、ヨルダンの友人たち/カマタ流新戦争論

第2章

内容説明

報復に報復、はもうやめよう。憎しみには、愛を。

目次

第1章 「イスラム国」が僕たちに与えた衝撃(日本とイスラムの関係はあたたかいものだった;後藤さんの願いと覚悟を想像する ほか)
第2章 なぜ「イスラム国」は生まれてしまったのか(貧しさが世界を不安定にしていく;テロとウィルスを生み出す要因は同じ ほか)
第3章 「イスラム国」はどこへ行くのか(3つの戦争が生んだ過激派組織;ソ連のアフガン侵攻が「悪」の芽をつくった ほか)
第4章 なぜ君は「イスラム国」に参加するのか(「イスラム国」に心を奪われた青年;巧妙なネットでのPR戦略 ほか)
第5章 一番大切なのは非軍事支援(日本は「非軍事」にこだわったほうがよい;日軍事支援こそが最大のセーフティネットになる ほか)
第6章 聴診器でテロとたたかう(いい支援はあたたかい連鎖を起こす;みんなで一緒に食べる「日本流」 ほか)

著者等紹介

鎌田實[カマタミノル]
1948年東京都生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。74年、長野県の諏訪中央病院に赴任。一貫して「健康づくり運動」「住民とともに作る医療」を実践。1991年より二四年間、ベラルーシ共和国の放射能汚染地帯へ百回の医師団を派遣し約一四億円の医薬品を支援。2004年にはイラク支援を開始し、イラクの四つの小児病院へ薬を送り難民キャンプでの診察を実施した。現在、諏訪中央病院名誉院長、日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)理事長、日本イラク医療支援ネットワーク(JIM‐NET)代表、東京医科歯科大学臨床教授、東海大学医学部非常勤教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

111
「イスラム国」がなぜ生まれたのか、イスラム社会が今どういう状況なのかをわかりやすく解説してくれる。非暴力、愛の力で人道支援。そうは言ってもそれで本当に現実を変えていけるのか?なぜそうまでして危険な地域へ赴くのか?そんな疑念にも丁寧に道を示している。「僕たちは、医療支援という形で、彼らの心のどこかにある、まだら状の人間らしいあたたかな部分に矢を打ち込みたい、心を揺さぶりたい、彼らの心をあたためたい」この本の印税は100%支援金になるそうです。2016/03/02

壱萬弐仟縁

39
自己責任とは自分に向けるための言葉で、他者を責める言葉ではない(21頁)。イスラム国に参加する者の多くは、貧しい若者(44頁)。貧国の寿命は短い。貧困も戦争も寿命を縮める。貧困軽減、不戦が大事(46頁)。極めてマトモ。戦争に負けていない子どもの笑顔がすごい(104頁)。昨年2月、ODA大綱⇒開発協力大綱になったら、非軍事⇒軍事というようなイヤな方向に行っていると、警鐘を鳴らしている(166頁)。御意。戦争は、誤解、憎悪、怒りで偶発。平和は強い意志、愛、思いやりを続ける(180頁)。2016/02/29

速水こもみち

31
タイトルは『イスラム国よ』だが、世界中の人々に向けて書かれたように感じる。人間の心の中には善も悪もあり、みんながほんのすこしづつかわれば世界は変われる。それが"祈り"ということではないだろうか。著者の言う「世界最強の人道支援」という言葉に強く感銘をうけた。読んだのは図書館本であったが、あとがきの最後を読んで、この本を買おうと思った。2016/02/24

のり

18
またイスラム国によるテロが起きて日本人が犠牲になった。日本人が犠牲にならなくてもテロが頻繁に起きてる。イスラム教徒が悪い訳じゃない、助けようと必死になっている人もたくさんいる、鎌田さんも同じ。平和を考えながら、繰り返し繰り返し読んだ。2016/07/09

くみっふぃー

16
【図書館】鎌田先生は長い間『JIMーNET』でイラク難民の人々を支援している。イスラムの人々を支援し続ける先生は、なんとか争いのない世界を作りたいと考え、行動している。多くのイスラムの人たちはあたたかい心を持っていることも、喜捨の精神が根付いていることも知ることができた。印税を人道支援に使ってもらうため、本を購入することにします。2015/05/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9436158
  • ご注意事項