「在日特権」の虚構―ネット空間が生み出したヘイト・スピーチ (増補版)

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「在日特権」の虚構―ネット空間が生み出したヘイト・スピーチ (増補版)

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309246925
  • NDC分類 316.81
  • Cコード C0036

出版社内容情報

在特会が主張する「在日特権」とは、じつはその言葉自体が実態なきヘイト・スピーチであることを膨大な資料と取材で暴き出した名著。

【著者紹介】
1966年、兵庫県芦屋市生まれ。大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)卒業後、『ミュージック・マガジン』『コンポジット』編集部を経てフリーの編集者となる。2013年1月、「レイシストをしばき隊」(現・C.R.A.C.)を結成。新大久保などで行われていた排外デモへのカウンター行動の一翼を担う。著書に『金曜官邸前抗議』、共著に『非常階段 A Story of The King of Noise』など

内容説明

「在日特権」は、ない。膨大な資料と取材によりその事実を描き出す。日本を汚染したヘイト・スピーチの正体。

目次

「在日特権」とは何か(在特会の主張する「在日特権」の適当さ;桜井誠の著書における「在日特権」 ほか)
在特会の成り立ち(在特会結成の直接のきっかけ;チャンネル桜と「在日特権」 ほか)
「在日特権」を検証する―特別永住資格(特権とは何か;利権あるいは既得権益 ほか)
「在日特権」を検証する―年金問題(無年金問題をねじまげる;国民年金法と外国人 ほか)
「在日特権」を検証する―通名と生活保護受給率(通名を「在日特権」とする論理のおかしさ;「通名が犯罪の温床となる」? ほか)
住民税減免は「在日特権」か?(「在日は住民税が半額」の衝撃;実際には何が起こっていたのか? ほか)
ヘイト・スピーチとしての「在日特権」(「在日特権」のまとめ;「在日特権」論の構造 ほか)
「在日特権」のその後(新語・流行語大賞に選ばれた「ヘイトスピーチ」;「天皇の玄孫」竹田恒泰の「在日特権」発言 ほか)

著者等紹介

野間易通[ノマヤスミチ]
1966年、兵庫県芦屋市生まれ。大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)卒業後、『ミュージック・マガジン』『コンポジット』編集部を経てフリーの編集者となる。2013年1月、「レイシストをしばき隊」(現・C.R.A.C.)を結成。新大久保などで行われていた排外デモへのカウンター行動の一翼を担う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てくてく

10
在日特権(①特別永住権資格 ②朝鮮学校保護金 ③生活保護優遇 ④通名精度)がネットなどでどのように言及されたのか、それぞれの内容は何なのかを説明した上で、なんていうものは無いのだということを丁寧に語っている一冊。著者の望み通り、将来どこかの図書館の片隅で、一時期在日特権という無いものを騒ぎ立てたことがあったな、それがどう意味のないものであったのかを語る本としてずっと残っていて欲しい。2019/10/24

大熊真春(OKUMA Masaharu)

3
「在日特権」などというものはない、ということをていねいに解説している。◆「ヘイト・スピーチ」の本質は表現の苛烈さ・汚さというよりマイノリティへの憎悪・差別であり「差別扇動表現」というのがふさわしい、と。◆著者は「しばき隊」を立ち上げた人だが、「しばき隊」って暴力的なカウンターだったような記憶があって気になっている。どうなの?2015/10/28

そーすけ

1
40*「在日特権」デマを撃退した名著。文書にクセがあるが、ある意味野間さんらしい(笑)。2019/02/05

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