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甘えたくても甘えられない―母子関係のゆくえ、発達障碍のいま

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309246864
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C0037

出版社内容情報

母と子の「関係」におけるこころの動きから見えてくるものとは? 屈折した「甘え」のかたちに着目し、発達理解の新しい地平を拓く。

【著者紹介】
1949年、鳥取県生まれ。医学博士。西南学院大学人間学部教授。日本乳幼児医学・心理学会理事長。『そだちの科学』編集委員。

内容説明

子どもだけを見ていても、ほんとうのことは分かりません。20年以上にわたって母と子の「関係」を診てきた精神科医が、ゆがんだ「甘え」のかたちに発達障碍の本質を読む。

目次

1 発達障碍は今どのように捉えられているか(発達障碍はどのように捉えられてきたか;「個」から見る発達障碍、「関係」から見る発達障碍)
2 乳幼児期の発達障碍に見られる母子関係(母子関係から見た乳幼児期の発達障碍;乳幼児期の母子関係の難しさはどこからくるのか)
3 「甘え」体験の質は人の一生を左右する(乳幼児期以降、発達障碍はどのように変容していくか;学童期;前思春期;思春期―「性」をめぐる混乱;青年期・成人期に入ってはじめて浮上してくる問題)
4 発達障碍をどのように治療するか(発達障碍に対する心理療法の原理と原則)

著者等紹介

小林隆児[コバヤシリュウジ]
1949年、鳥取県生まれ。医学博士。九州大学医学部卒業。福岡大学精神医学教室に入局後、大分大学、東海大学、大正大学を経て、西南学院大学人間科学部教授。児童青年精神医学会認定医、精神科専門医、精神保健指定医、臨床心理士。日本乳幼児医学・心理学会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

林克也

1
そうか、そうなんだ、この考え方、この事実。もっと早く知ればよかった。100%絶対そうだとは言えないかもしれないが、親子間の関係、またその親の育成履歴、またその親・・・・、当事者たちが簡単には気付ないそういう連綿とした繋がりが子どもに影響するということに深く納得しました。さあ我が家はどうする。今から何ができるか。2015/06/17

滝原夏希

0
発達障がいが3歳までの乳幼児期の母親との関係に起因するという説には、どうも違和感がある。 それでは昭和30年代に流行した子どもの問題は母親が原因という「母原病」の回帰にはならないか? 現在では先天的な脳の問題から様々な発達障がいにつながる、というのが通説だと思うのだが・・・2015/05/20

Nobuo Sanada

0
1/2に届いた本。正月でもちゃんと届く日本のシステム。当たり前になってるけど、すごいこと。 新年のスタートは、ちょっと固めの内容から。 乳幼児期のボタンの掛け違いを私たちはどう理解し、学校ではどう対応すればいいのだろう。すべての解決策を求めないで、ちょっと考えてみる。2015/01/03

おさ

0
自閉症や発達障害の子供が、他人に対してどのような距離の取り方、態度を取るのかについて判りやすく解説している。前言語的な振舞い方を判り易く説明してあるので、臨床家や療育関係者にとても参考になる一冊。2016/04/30

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