出版社内容情報
自己啓発の父、成功哲学の祖、カーネギーはいかなる人間だったか。その出自を明かし、現代に影響を及ぼした人物を追う初本格評伝。
【著者紹介】
数々の著名人の伝記を手掛ける作家。現在、ミズーリ大学で歴史を教えている。
内容説明
「偉大なアメリカ人」となり、今日なお現代人に大きな影響を与え続けている男の一生。成功を説くことで成功した男、カーネギーとはいかなる人間だったのか。初の本格評伝!
目次
第2部 人を動かす(続き)(「相手に大切にされていると感じさせる」;「私たちは感情の生き物を相手にしている」;「あなたが誕生して以来これまでにした行動は、すべてあなたが何かを欲したからしたのだ」;「生きる指針となる良い評価を与えよう」;「楽しめる仕事を探そう」;運命の出会い;道は開ける―不安と闘う方法;「熱意こそが成功の秘訣」;エピローグ デール・カーネギーの自己啓発の遺産)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
35
卒業生に裏打ちされた中身。編集者シムキン氏の講座受講が人生の転機、『人を動かす』に繋がる!興味深いのが、当時の「誠実さvs.操作」論争。講師育成時に、カーネギー氏自ら口にした「偽善」の活用。あくまで、新しい生き方の提言が主眼であり、優先度と解釈の問題ではなかろうかと推察。一方の私生活。追い求める派手さと裏腹に、年齢と共に故郷へ回帰したかのような印象。中西部、ガーデニング、家族・・・。小手先の手法以上に、根底の軸が成功の鍵だったのかもしれない。蛇足だが、結構日本好きなんだなぁ。(笑)2015/10/30
Tadashi_N
11
超ポジティブシンキングな生き方を貫いた。2014/12/11
けぴ
5
『人を動かす』、『道は開ける』、いずれも社会人になる直前に読み、メンターとなっている本です。しかしそんなカーネギーも会社経営がずさんだったり不倫したりと公私に渡り人間くさいエピソードが詰まっています。2016/10/28
koji
4
下巻は、「人を動かす」から「道は開ける」へ。大戦前後に2冊の大ベストセラーを出版し、時代の寵児いやそれ以上の存在になった壮年から晩年がしたためられています。本書にもありましたが、「人を動かす」は究極は企業における「出世の方法」です。上巻の書評でも書きましたが、「人を動かす」を薦めた上司はこの本の真の価値を知っていたのでしょう。ただ今思うと、「人を動かす」を超える「信念」を身につけないと更に「上」は望めないのではないかということ。閑話休題。カーネギーは私生活は結構艶福家で苦労したようです。最期は悲しいです 2015/02/07
の
0
たまたま図書館で手に取り 下巻から読み始めました。このおじさんが何をした人なのかも知らずに読み始めました。当時のアメリカの社会の様子が一人のおじさんを通じてわかりやすく描かれていました。自己啓発本の創始者みたいな感じ?2014/12/05